設計

AUTOCAD問題集の初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

AUTO CAD問題集とは

IT系の資格試験にAUTO CAD技能認定試験というのがあります。その試験に際し参考書、問題集として用いられるのが日本AUTO CAD ATC協会「オペレータ技能認定試験 問題集」です。筆記試験の受験対策だけでなく、作図をする実技試験の問題の豊富に載せられている問題集です。またAUTO CADは建築、土木、機械など様々な図面を作成することのできる高性能なCADです。ですから、作図の問題集も建築に特化した問題集から、土木に、電気に、機械にとそれぞれ専門分野に特化した問題集も出版されています。ですから、自分の専門分野に合わせて問題集を選択し、練習問題を重ねて実際に作図してみることがAUTO CADの勉強のおすすめです。

AUTO CAD問題集を始める初心者の基本

まずは、図面の描き方を覚えることです。そして、問題集をたくさん解くことが初心者の基本になります。問題の数をこなせばこなすほど、作図のスピードは上がっていきます。正確さも増していきます。ですから、まずは問題をこなすことです。日本AUTO CAD ATC協会「オペレータ技能認定試験 問題集」では、350問近い問題が載せられています。これをすべてやり切るのは至難の業ですが、最後までできれば、かなりの作図スピードと正確さ、そして、完璧な基本を手に入れていることでしょう。AUTO CAD問題集を始めたばかりの、またこれから始めようとする初心者はなにはともあれ、忍耐して問題集を解き続けることが基本中の基本なのです。

AUTO CAD問題集の初心者が始める前に必要な基礎知識

簡単に図面を描けるといっても、図面を綺麗に、早く描く手助けをしてくれるにすぎません。ゼロから作図する能力は、最低限持っていなければなりません。ですから、図面を描くこと自体初心者なのであれば、まずは、図面の描き方を勉強する必要があります。こればかりはAUTO CADの問題集だけではどうにもならないことですので、勉強しましょう。線の太さや記号の知識は不可欠です。また、パソコンのことも多少は知っておきましょう。ファイルはどこに保存するのか、拡張子はどうするのか、トラブルが起きた時の対処法など現場では最低限必要な知識です。覚えておくことで仕事も勉強もスムーズに出来るようになりますから、必ず覚えてしまうようにしましょう。

AUTO CAD問題集を始める際に必要なもの

なにはともあれ、パソコンが必要です。そしてAUTO CADが必要です。AUTO CAD自体とても高性能なCADです。それだけの機能を動かすためには、それ相応のパソコンが必要です。AUTO CAD2016の動作環境はインテル®Pentium®4またはAMDのAthlon™64プロセッサとなっています。メモリは2G以上、推奨は3Gです。この動作環境は最低限ですので、効率良く使うためには、もっと高性能なCPUと大容量なメモリが必要です。AUTO CADも高価なソフトです。クラウド上で使用することができますが、月額利用料が数万円します。簡易版のAUTO CAD LTでも月額数千円します。しかし、無料体験版が用意されていますので期間を決めて、集中して勉強できるなら、体験版でお得に勉強することも可能です。

AUTO CAD問題集の初心者が簡単に始める方法・手順

まずはAutodeskのホームページに行って、AUTO CADの無料体験版を入手しましょう。また、問題集を始める前に簡単なAUTO CADの解説書を買ってきて、操作方法を勉強しましょう。コマンドやツールをひと通り使えるようになるまでにも、かなりの時間がかかります。そして、解説書にそって簡単な図面をひとつ書いてみましょう。それができたらもうひとつ、少し難しめの図面を書いてみます。そうすれば基本は覚えられます。そこまでできたら、問題集の図面を解答を見ながら幾つか描いてみます。そうしているうちに手が勝手に動くようになり、解答を見なくても作図がある程度できるようになります。こうすれば簡単にAUTO CADを始めることができます。

AUTO CAD問題集の初心者が上達するためのコツ

初心者はなんといっても数をこなすこと、そして手を動かすことです。そして、初心者から一段階レベルアップをするためには、ショートカットキーを使いこなすことが必要です。CADはマウスで動かすものという認識があるかと思いますが、上級者はマウスよりも多い頻度でキーボードを使います。コピー、ペースト、拡大縮小、線の微調整位はショートカットで行うと、作業スピードが格段に上がります。しかし、ショートカットキーは効率よく作業できるものの、なれないうちはミスを連発する危険性があります。そのせいで、いつもより作業が遅れてしまったということにもつながりかねません。だからこそ最初からショートカットキーを使うのではなく、問題集で作図の数をこなしてから使ったほうが上達が早くなるのです。

AUTO CAD問題集に初めて挑戦する人へのアドバイス

たくさん、たくさん問題を解くことが大切です。しかし、それだけではつらいものです。途中で諦めそうになることもあるでしょう。そこで、問題を解く際にストップウォッチを用意してタイムトライアルをしてみることをおすすめします。何回も問題を解いていれば必ず、タイムは縮まります。何度も何度も手を動かし続けると、問題集にある目標時間を一発でクリアできることもあるかもしれません。そうなった時自分が手を動かし、何度も問題集を解いてきたことは無駄ではなかったと実感できるはずです。もし、一緒にAUTO CADを学ぶ仲間がいるなら、仲間とタイムトライアルをしてみることもお勧めです。自分に足りないところも見えてくるかもしれません。

AUTO CAD問題集の初心者のまとめ

何度も書いているように、問題集は数をこなすことです。AUTO CADの操作は習うより慣れろです。ただし、時間的に厳しいこともあるかもしれません。めんどくさいと思うこともたくさんあるでしょう。でも手を動かすことでしかAUTO CADを習得して使いこなすことはできません。何はともあれ忍耐です。問題集も何回も繰り返し行うのがお勧めです。やればやった分、手は動きますし、上達のスピードもはやくなります。難しい案件が来ても即座に対応できる力も、ここでどれだけ基礎を叩き込んだかによります。あきらめないで問題を解いて下さい。今がつらくても必ずできるようになります。アドバイスというほどのことではありませんが、数をこなす。これがおすすめです。

AUTO CAD問題集の歴史

AUTO CADは1982年に最初のバージョンである1.0が発売されました。当初はMS-dos上で動作していました。そこから幾つものバージョンアップを重ねて、クラウド上でAUTO CADが提供されるようになりました。AUTO CADは世界中で多くのシェアを持つことから、汎用CADとして様々な分野で用いられています。CADを使う企業が多くなり、CADオペレーターという職種も2000年頃から出てきました。その頃からCADの資格試験ができはじめ今では数多くのCADに関する民間資格があります。そうした民間資格では、AUTO CADもそうでないCADも受験で使うことができますが、資格の受験に合わせてたくさんのAUTO CAD問題集が発売されてきました。

初心者におすすめのAUTO CAD問題集

まず、おすすめするのが公式ガイドブック、問題集、「Autodesk AutoCAD 2015/Autodesk AutoCAD LT 2015 公式トレーニングガイド」です。内容は難しいですが、上級者になると重宝します。問題数もかなりの数があります。そして、解説書、教科書として「基礎からしっかり身につくAutoCAD LT入門」もおすすめです。AutoCAD LT版ですが、操作を簡単に学ぶには十分です。CADの資格取得を目指すなら、「AutoCAD/LTで既出問題を学ぶCAD利用技術者試験 1級徹底理解」といったところもおすすめです。操作だけでなく資格取得に必要な一般的な知識も修得することができます。さらに、問題集も建築、電気など専門分野に分かれていますので、自分の専門に合わせて問題集を選ぶことも大切です。