キャラ弁作りとは
キャラ弁作りとは、母の意地であり、母の愛であり、母の趣味である。子どもが喜ぶから、子どもが学校に行くきっかけになるから、ともちろん子どものためでもありますが、それだけで、夜中に海苔でキャラクターの眼なんて作れません。作ることが趣味であると思い、毎日ちまちま、似ていても似ていなくても作り続ける。作りだしたらやめられない、それがキャラ弁です。不恰好でもかまわない、これはアンパンマンなんだといい切る。母の愛が詰まったキャラ弁で、子どもが喜んでくれたなら、親子の会話になったなら、それは立派な子育てで、情操教育です。作りだしたらもう止まらない、魅惑のキャラ弁作り。自己満足極まりない母の押し付け愛が、キャラ弁作りの極意です。
キャラ弁作りを始める初心者の基本
キャラ弁作りを始める初心者の基本としては、食べ物なので、いくら色合いに赤が欲しいからと生マグロを入れない、昼までに腐らない、触りすぎて菌を繁殖させない、ということです。キャラ弁を食べて食中毒になっては元も子もありませんので、どうしても直触りしないと出来ない作業の時は、使い捨て手袋をしたりして気をつけます。敷居が高いと思う方もいるかもしれませんが、おにぎりだけ、おかずだけ、たった一品がキャラクターであれば、もうそれは立派なキャラ弁ですので、気負わず楽しくキャラ弁作りはスタートできます。キャラクターといっても既製のものでなく、くまさんでもうさぎちゃんでもかまわないところがキャラ弁のいいところ。そして作り手がクマだといい切れば、それはくまさんですので、安心して作れます。
キャラ弁作りの初心者が始める前に必要な基礎知識
キャラ弁作りの初心者が始める前に必要な基礎知識としては、今は色んなキャラ弁便利アイテムが市販されているので、簡単手早く、高品質なキャラ弁が作れるということです。穴あけパンチのお弁当用グッズでにっこりの顔も怒り顏も、2秒で作れる時代です。キャラクターの型になっている海苔もあります。色んなピックもあり、和食の料理人さんも驚きの、型抜きでお花も作れます。なので、毎日早朝からヘトヘトになって作るのでは大変だし、万が一食べ残された時に、その絶望で発狂してしまうほどに時間をかけすぎなくていいということです。キャラクターに時間をかけすぎ、家を出る時間に作り終わらないのは困りますので、その分おかずは作り置きや冷凍物を使うなどして、基本はペース配分を忘れずにぱぱっと作れるものも必要です。
キャラ弁作りを始める際に必要なもの
キャラ弁作りを始める際に必要なものとしてはキッチンばさみ、海苔は必要です。これさえあれば実際なんでも作ることができます。ただし、切り絵職人並みにキッチンばさみで海苔を自在にカットできる方は少ないのでラップ、包丁。型抜きがあると簡単にきれいに作れます。簡単便利アイテムとして、ごはんを水色に着色でき味付けもされて一石二鳥のふりかけもあるといいです。シャケ、シャケの瓶詰めでもごはんをオレンジにしたり、ケチャップライスならオレンジや赤にできますので、作りたいものの色をした食材を揃えれば、あとはそれを組み合わせれば、出来はどうあれ完成します。食材では、海苔、スライスチーズ、ハムやお魚ソーセージ、卵が役に立ちます。細いものを作るなら、クッキングシートにその物の絵を起こしそれを土台に作ると上手くいきます。
キャラ弁作りの初心者が簡単に始める方法・手順
キャラ弁作りの初心者が簡単に始める方法・手順としては、ラップでおにぎりを握り、そのままラップの上から作りたい形にしていき、目や耳をつけて完成、という方法が一番簡単で楽な方法です。それだけだと味気ないので、おにぎりの中に具を入れたり、混ぜ御飯にしたり、着色できるふりかけでごはんに色を付けつつ味をつけたりします。型に入れて蓋をして振れば、簡単にきれいな丸になる、という便利アイテムもあるので、それで丸くして、市販されている五角形海苔をまぶせば男の子が喜ぶサッカーボールごはんがあっと言う間に完成です。型抜きで動物の形に抜いて、眼と口とヒゲなどをつければ、動物キャラ弁も簡単にできます。目を離して目と口の位置を近づけると、かわいい顔に作れます。
キャラ弁作りの初心者が上達するためのコツ
キャラ弁作りの初心者が上達するためのコツとしては、キッチンばさみで切り貼りすることが多いのですが、そのハサミさばきが上手くなると、完成度の高いキャラ弁が出来ます。ハサミ使いのコツとしては、ハサミは動かさず、切っている食材の方を動かすということ。その方が細かく、きれいに切ることができます。食材が多めにあるのなら、失敗したものをもう少し、もう少し、と切っていくよりは、潔く失敗したものは諦めて、新しく最初から作り直す方が早いこともあります。食材が熱いうちにデコレーションしてしまうと海苔が縮んだりチーズが溶けたりするので注意します。毎日作っていると慣れてくるので、沢山キャラクターを作っていくと、自然と腕が上達します。
キャラ弁作りに初めて挑戦する人へのアドバイス
キャラ弁作りに初めて挑戦する人へのアドバイスとしては、基本は自分のためにキャラ弁を作ってくれたというだけで子どもは喜んでくれるので、完璧を求めなくてもいいということです。明日顔がキツイな、とか、太ったキャラクターになってしまった、などあると思いますが、それも手作りの醍醐味です。先に子どもに今日のキャラクターちょっと太ってかわいくなってるから、と一言添えれば大丈夫です。帰ってきて太り過ぎだった、なんて会話が弾めば太らせた甲斐もあったというものです。子どもも体調や都合、好き嫌いもあって、残念ながら残してしまうこともあるでしょう。その時に5時間かけたのに、と落胆するほどの手間はかけないでおく事。続かないし、腹が立ってしまいますから。あくまで趣味で、できる範囲で楽しく作りたいです。
キャラ弁作りの初心者のまとめ
キャラ弁作りの初心者のまとめとしては、朝作って間に合う程度の物を、楽しんで作りたい、ということ。段々凝りたくなってくるので、そしたら前日のうちに海苔を切って置いたりと下ごしらえをしておけばいいので、基本は無理してまで作らない。運動会など気合いが入る日などで、必要であれば下ごしらえをするくらいでちょうどいいです。おすすめはやはりおにぎりやパンなど主食の部分をキャラクターにすると、お弁当箱の中で割合も多いので大きく作れて作りやすくていいです。型を抜いて目をつける、基本の作り方でいく通りものキャラクターがつくれるので、食材が同じてもキャラクターをかえれば、毎日違うものだと喜ばれますので、昨日使った型を覚えておいて欲しいところです。
キャラ弁作りの歴史
キャラ弁作りの歴史は、2003年、主婦がブログで自分のキャラ弁を紹介し出したことがきっかけと言われています。それからキャラ弁の本が売り出されるようになり、今では料理研究家の方もキャラ弁の本を出す時代になりました。日本のキャラ弁は、アメリカフランスにも広まり、キャラ弁おかげで子どもの好き嫌いがなくなった、栄養のバランスが取れた食事がとれるようになったとOBENTOBOXとして評価もあがっています。アートとしての評価も高く、フィリピンでは日本の駅弁やキャラ弁が紹介されたりと、日本のお母さんの味が、世界にひろがっています。キャラ弁男子なる、キャラクター弁当を作ると男性も増えており、今後ますます発展していく模様です。
初心者におすすめのキャラ弁作り
初心者におすすめのキャラ弁作りとしては、おすすめは小さい子ならアンパンマン、女の子ならキティちゃん、男の子ならサッカーボールでしょうか。アンパンマンは、お魚ソーセージを切れば鼻とほっぺになりますし顔も丸いので簡単に作れます。口も輪切りのソーセージを半分に切れば笑い顔になるので、あとは目と眉毛を海苔で飾ればすぐにできます。なんとなく想像で作ると、なかなか味のあるキャラクターになるので、おすすめとしては作りたいものの絵や写真を目の前において作ると、完成度の高いものが出来上がります。そのキャラクター用ピックなども出ているので、手間を省くのにそのようなアイテムの使用も楽でいいです。キティちゃんもリボンと目鼻なので、鼻はたまごふりかけの黄色、目は海苔、ハムなどでリボンをつけるとすぐできておすすめです。