MOVABLE TYPEとは
MOVABLE TYPEとは、有名なCMSのひとつです。CMSとは、コンテンツ・マネージメント・システムの略で、様々なウェブサイトやWebプログラムを作る時、ウェブサイトの管理・運営・更新などをより効率化することを目的にしたものです。初心者でも分かりやすく更新できたり、様々なページでの情報を一括で変更できたり、タグを付けてタグページを作成するというような様々な管理・運営・更新が簡単になり、たくさんのプラグインを用いて必要な機能をさらに追加することも可能です。MOVABLE TYPEの場合はPHPが基本となるプログラムで、どちらかといえばプロユースのことが多いのではないでしょうか。ただ、使いこなすととても便利なものでもあります。
MOVABLE TYPEを始める初心者の基本
MOVABLE TYPEはどちらかといえばプロユースで、専門的な機能が多く入っています。このため、学習する前に必ずHTMLとCSSくらいは書けるようにしておいた方がいいでしょう。最近は様々な言語がありますが、Webをやるのなら最低限必要になるのがこの2つの言語です。このため、このくらいのことは学習しておいたほうがいいでしょう。また、ベースとなるのはPerlというプログラムです。もしプログラムが全く分からなくても出来る場合もありますが、おすすめなのはPerlとは何か、そして基本的なことを学んでおくと、より効率よく学習できるでしょう。フロントエンドも関わってきますので、JavaScriptについても知識があったほうがいいかもしれません。
MOVABLE TYPEの初心者が始める前に必要な基礎知識
もしMOVABLE TYPEを始めるならば、使えるためのサーバーを準備しておきましょう。様々な無料サーバーもありますが、無料のサーバーではPHPやPerlなどの様々なプログラムが使えない場合もあります。このため、無料サーバーを使う際には少なくともMOVABLE TYPEがきちんと使えるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。そしてサーバーにダウンロードします。MOVABLE TYPEはひとつのシステムですので、どのファイルも漏れがないように準備する必要があります。とはいえ、最近はダウンローダーやボタンひとつで設置できるサービスを提供しているサーバーもありますから、初心者でも簡単に始められます。趣味での利用の場合は、簡単に始められるところのほうがいいでしょう。
MOVABLE TYPEを始める際に必要なもの
MOVABLE TYPEを始めるのならば、いくつか必要な物があります。ひとつは、パソコンです。これはインターネットに快適に繋がり、なおかつ様々なファイルをやりとりするためそれなりに機能のあるパソコンが必要になります。また、サイト運営やデザインを行う際にグラフィックを描く必要がありますから、ある程度それにも対応したパソコンが必要となるでしょう。もうひとつはサーバーです。これは有料のものを選ぶと、MOVABLE TYPEも使えるところが多くなっています。最近は低価格でも始められるところが多いので、月100円程度で十分使えるのです。また、ファイルのアップロード・ダウンロードを行うため、それなりに通信速度のあるネット回線もあるとさらに効率よく作成できるでしょう。
MOVABLE TYPEの初心者が簡単に始める方法・手順
もしMOVABLE TYPEを非常に簡単に始めたいのなら、いくつかの方法があります。ひとつはローカル環境で作成することです。これは、パソコン上でサイトやMOVABLE TYPEを編集・更新したりするため、サーバーも必要ありませんが、その代わりパソコン上で必要な環境を整える必要があります。PHPはローカルのみでは動きませんので、XAMPPなどの専用のソフトが必要になるのです。もし、ダウンロードや環境設定などを学習しなくてもいい、というのであれば、いっそ思い切ってMOVABLE TYPEがクリックひとつで手軽に作れるサービスを提供しているレンタルサーバーを利用するのも方法でしょう。最近は特に低価格で準備できるので、とてもかんたんです。
MOVABLE TYPEの初心者が上達するためのコツ
もしMOVABLE TYPEについての知識を深めたかったり学習したいと思うのなら、最初から分かりやすい教本やウェブサイトなどで検索し、だいたいどんな内容でどんなことが出来るかを調べてみるといいでしょう。また、そこから何が出来るか、何をしたいのかを中心に探していくこともできます。普通にサイト運営を行うだけではなく、外部のファイルとの連携を行ったり、もちろんアクセス対策としての様々な施策を行ってアクセスアップを狙ったりもできます。気をつけたいのが、セキュリティ面でしょう。CMSは便利ですが、一方でセキュリティが甘いとハッキングされやすく、サイトの改ざんなどにも繋がります。定期的にセキュリティについてはチェックしておきましょう。
MOVABLE TYPEに初めて挑戦する人へのアドバイス
じっさい、MOVABLE TYPEはプロユースのものなので最初は難しく感じるかもしれません。また、そもそもHTMLやCSSができないと難しいという面もあり、カンタンだから覚えてみて、とは言いがたいものです。ただ、それでもやっていくうちに様々な知識や技術を身につけることが出来るでしょう。特にプログラミングはこれからも様々なものができますし、システムを理解するのにもとても向いています。システムをしっかり把握し、たくさんのテクニックを身につけることが出来るでしょう。また、似たようなCMSにWordPressがあります。こちらを利用したことがあるのなら、少し違う、というくらいの違和感でも違いを感じ取ったり共通点を知ることが出来るでしょう。
MOVABLE TYPEの初心者のまとめ
MOVABLE TYPEはたくさんのCMSの中でも非常に有名で、初心者からでもできますし、そこからプロユースにも発展させることができます。とはいえ、ただ普通にサイトを作り更新するだけならばとてもかんたんにできるでしょう。また、MOVABLE TYPEはCMSプラットフォームとして有名です。プラットフォームとは様々なソフトウェアやプログラムの基板となるものですから、そこから発展させて色々なシステムやプログラムを作る事もできます。たくさんのことができますので、もし詳しくやろうとすればこだわることも出来るでしょう。深く知るとそれだけ応用がききますから、とてもおすすめのCMSとなるでしょう。Webサイトを作るときの基本的なことからでも始められます。
MOVABLE TYPEの歴史
MOVABLE TYPEは2001年に誕生しました。開発したのはシックス・アパート社という会社です。この頃、CMSという概念はまだ薄かったようですが、それでもブログシステムのひとつとして産まれました。テンプレート機能を有し、Ping送信やWebAPIなどの機能がありました。そこから発展し、2.5の時に国際化対応がなされ、日本語版がリリースされるようになったのは2005年7月のことです。この頃から日本国内でもMOVABLE TYPEが使われるようになり、英語が読めない初心者でも操作することが出来るようになりました。最近ではソフトウェア版・クラウド版など、時代の流れに応じた様々なバージョンを作成しています。
初心者におすすめのMOVABLE TYPE
初心者の場合は、まずはサイトを作って運営してみることをおすすめします。じっさい、Webの基本であるHTMLとCSSがわからないほどの初心者の場合は、MOVABLE TYPEを使うのは難しいかもしれません。どうしてもMOVABLE TYPEが使いたいというのならば、まずは簡易セットアップサービスを提供している有料サーバーのサービスを使うのをおすすめします。そこから少しずつ学習していくと、少しずつ使い方もわかるでしょう。基本的なことからコツコツ学習していくと、徐々に知識も深まってきます。また、セキュリティだけはしっかりとしておくことをおすすめします。情報漏洩やハッキングの被害にあわないように気をつけたいものですね。
