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将棋の初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

将棋とは

将棋とはボードゲームの一種です。二人の人間が対戦する方法がこのゲームの基本的な遊び方です。将棋にはいろいろな遊び方がありますが、その中でも一般的に広く知られているのが本将棋というゲームです。これは盤の上にそれぞれ20枚ずつの駒を並べてそれを動かしながら遊ぶゲームです。このゲームの目的は相手の王将を取ることです。ですが実際には相手の王将を取ることは稀です。王将を取るのは避けられているために、王将が取られることが確実になった状況に一方が追い込まれた場合に、ゲームが終了します。このような状況のことを「詰む」といいます。王将を詰むために盤の上にある駒を戦略的に動かしていくのが、このゲームの醍醐味になっています。

将棋を始める初心者の基本

将棋を始める初心者が絶対に知っておかなければならない基本としては、駒の動かし方があります。将棋は8種類の駒を使用して対局を進めますが、それぞれの駒は動ける方向が定まっています。また駒の種類によって一回に動くことができる距離も升目もそれぞれ異なっています。将棋の駒の中で一番多く使用されるのが歩です。歩は前の升目に1升ずつしか移動させることができないのが大きな特徴です。飛車は縦と横の方向ならば、何マスでも移動できるのが大きな特徴です。角行は斜めの方向ならば何マスでも移動できます。王将は全ての方向に1マスずつ動けます。金将は斜め後ろ以外に1マスずつ動けます。銀将は横と真後ろ以外の方向に1マスずつ動けます。桂馬は前方2マス、横に1マスの場所に移動できます。香車は前方向に何マスでも移動できます。

将棋の初心者が始める前に必要な基礎知識

将棋の初心者が将棋を始める場合には、駒の基本的な動かし方以外でも知らなければいけない基礎知識があります。それが陣地という考え方です。陣地とは将棋の盤の中で、自分側から3列目までのマスのことを言います。この場所のことを自陣といいます。逆に相手側から3列目までの位置は相手の陣地になり、敵陣と呼ばれます。こうした陣地という考えで特に重要になるのが、駒が相手の陣地に入った場合です。自分の駒が相手の陣地に入った場合にはその駒は成ることができます。成るとはその駒をひっくり返して別の種類の駒にすることです。将棋の駒は種類によってそれぞれ別の駒に成ることができます。成ることによって動くことができる方向が変わります。

将棋を始める際に必要なもの

将棋を始める際に必要となるものは二つあります。まず一つ目に必要なものは将棋盤です。そして二つ目に必要となるものが将棋の駒です。基本的にこの二つのものがあれば将棋を楽しむことができます。駒は全部で40枚必要になります。一人に必要な駒はその半分の20枚です。20枚に駒のうち8枚は歩の駒です。ですから合計で16枚の歩の駒が必要になります。それ以外の駒で必ず必要になるのは王将です。王将を詰ませるのが将棋のルールなので王将は絶対に必要になります。王将の駒はそれぞれ1枚ずつ合わせて2枚必要になります。基本的な将棋のルールで遊ぶ場合には残りの22枚の駒も全て必要になりますが、ハンデをつける時には必ずしも必要ではありません。

将棋の初心者が簡単に始める方法・手順

将棋の初心者が簡単に対局を始める方法として特におすすめの方法が、ハンディキャップを使用して対局することです。初心者と上級者が対局をした場合には試合にならないことが多いですが、ハンディキャップを採用することで、初心者と上級者が対等に試合ができるようになります。将棋におけるハンデとは上級者の使用する駒の数を制限することです。初心者の駒の数をそのままにすることで、初心者は有利に試合をすすめることができます。こうしたハンデの中でも特に一般的に広く行われている方法が飛車角落ちと呼ばれているものです。これは駒のうち飛車と角行を一方が使えないようにするものです。飛車と角行は戦略上重要なので、こうしたものがなくなることが大きなハンデとなります。

将棋の初心者が上達するためのコツ

将棋の初心者が上達するためのコツは、上手な人の真似をすることです。上手な人がどのように駒を指しているかを研究することで、自分の駒の指し方の参考になります。初心者にありがちなことですが、闇雲に駒を指していっても相手の王将を取ることはできません。上手な人と対戦した場合には逆に駒を取られて、何もできずに自分の王将を詰められてしまいます。ですから上手な人の指し方を参考にして、何故その局面でそのように指すのかということをしっかりと理解しながら、上手な人の指し方を真似ることが特に重要になります。また駒の指し方を上手な人に直接教わることも非常に有効な方法です。教わった方がよりしっかりと理解することができます。

将棋に初めて挑戦する人へのアドバイス

将棋に初めて挑戦する人へのアドバイスとしては、とにかく対局を多くこなすことです。一つでも多くの対局をすることで駒を有効に動かすコツを自分なりに学習することができるからです。対局を重ねることで自分なりの必勝のパターンを研究することもできます。また対局をする場合にはできるだけ多くの人と対局する方がより上達も早くなるのでおすすめです。一人の相手とばかり対局をした場合には、その相手の指し方をじっくりと研究できますが、同じような指し方に対する対処の方法しか学習できない欠点あります。将棋の指し方は人によってさまざまな個性があるために、より多くの人と対局してより多様な指し方に対する対処法を学ぶことで、上達への近道になります。

将棋の初心者のまとめ

将棋とは盤と駒を使用して二人で対戦するボードゲームです。盤上にはそれぞれ20枚ずつの駒が置かれています。この駒を動かして相手の王将を取るのがゲームの目的です。駒はそれぞれ特有の動き方があります。動かして良い方法にしか動かすことができません。歩の場合は前方に1マスしか移動することができません。角行は斜めの方向ならば何マスでも移動することができます。飛車は縦横の方向ならば何マスでも移動できます。これらの駒を戦略的に動かすことによって、相手の王将を取るために重要になります。上達をするためには上手な人の指し方を真似することも一つの方法です。また多くの人と対局をすることで、様々な場面での対処法を学習できます。

将棋の歴史

将棋の由来となったゲームはインドで発明されたとされています。古代インドで遊ばれていたシャトランガというゲームが将棋の起源になったと言われています。この遊びはその後に世界中に広がって行き様々な類似のゲームが生み出されていきました。ヨーロッパではこのゲームを元にしてチェスが作られたと言われています。中国や朝鮮にも似たようなゲームがあります。これらの国を通して将棋は日本にも伝えられました。日本に伝わったのはいつなのかは正確な時代はわかっていません。6世紀ごろには伝わったという説もあれば、平安時代に伝わったという説もあります。将棋に関することが記載されている書物として最古のものは11世紀に書かれたものがあり、遅くともその頃には伝わっていたことになります。

初心者におすすめの将棋

将棋の種類はいくつもかありますが、その中でも初心者に特におすすめできるのは本将棋す。競技人口の多さがおすすめの理由です。本将棋ならば多くの人がルールを知っているために、誰とでも気軽に遊ぶことができるのが最大の魅力です。また将棋を指すことの楽しさを最も味わうことができるのも大きな魅力です。始めたばかりでルールがあまりよく飲み込めていないという場合には、ハンデをつけてもらって対極をすることもおすすめです。角行と飛車をなくすハンデの他にも、金将と銀将と桂馬と香車も使わないようにする10枚落ちというハンデの付け方もあります。初心者は20枚全ての駒を使用できるので、駒の動かし方を学習するためには非常に役に立つ遊び方です。