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石畳編みの初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

石畳編みとは

もともとは梱包のためや米袋の口を留めるために用いられてきた特殊な紙ひもが紙バンドです。この紙バンドをクラフトの材料として生かし、かごやバッグを作るのが紙バンドクラフトですが、その中でも石畳のように四角く連なった編み地が特徴の編み方を石畳編みと言います。紙バンドクラフトによって作られたかごやバッグは、とても丈夫なため、紙で作られているは思えないことが特徴ですが、石畳編みは紙バンドを折り畳んで編み目を作っていくため、さらに丈夫でしっかりとした作品を作ることができます。石畳がきちんと並んだように見えるかごやバッグは、部屋のインテリアとしても外出のお供にもぴったりです。基本の編み方を覚えていろいろな作品を作ってみましょう。

石畳編みを始める初心者の基本

編み方をマスターすることが出来れば、初心者でも簡単に石畳編みを編むことが出来ます。また、紙バンドクラフトで作品を作ったことがあれば、石畳編みは応用編となるため、紙バンドクラフトの基本を活用することが可能です。スペースをそれほど必要とすることもなく、材料も手頃で手に入りやすく安全なため、誰でも手軽に始めることができます。また、竹や籐などに比べて柔軟性にすぐれているので初心者にも扱いやすく、割いたり切ったりすることも容易です。さらに、豊富なカラーバリエーションがあることが最大の特徴です。好きな色を選んだり、作るものによって色を使い分けることができます。単色の紙バンドだけでなく、中には数色を用いた紙バンドもあります。

石畳編みの初心者が始める前に必要な基礎知識

紙バンドには梱包などに用いられる業務用と、手芸用のものがあります。どちらでも作品は作れますが、手芸用の紙バンドの方が編みやすく、仕上がりや見栄えの点では業務用に勝ります。いい作品を作るためには材料選びにもこだわりたいものです。また、手芸用として販売されている紙バンドでも、メーカーによって太さに違いがあるので注意が必要です。さらに、紙バンドの幅(合わせ)は12本幅が一般的ですが、中にはそれ以外の幅のものもあります。作るものが決まっている場合には、その作り方に載っている紙バンドの幅と同じものを選ぶようにした方がいいでしょう。はじめのうちは、作り方と出来るだけ同じサイズになるように作ることがおすすめです。

石畳編みを始める際に必要なもの

石畳編みに必要となるのは、紙バンドのほか、紙バンドを切るためのはさみ、洗濯ばさみ、荷造り用のPPバンド、メジャーやものさしです。紙バンドは頑丈なので、普通のはさみより手芸用などのはさみを使用しましょう。洗濯ばさみは目印のために編みひもを挟んでおくのに使います。荷造り用のPPバンドは、紙バンドを割くのに使用します。消耗品のため、いくつか用意しておくようにしましょう。PPバンドの代わりに使用済みのテレフォンカードやクオカードなどでも代用可能です。ちなみに、ほとんどの材料は他の紙バンドの編み方で必要なものと共通です。その他に、刷毛で塗る水性アクリルニスやスプレータイプの水性アクリルニスを用いれば、光沢が生まれ、耐水性も高くなります。

石畳編みの初心者が簡単に始める方法・手順

石畳編みの作り方が載っているテキストには編み方が必ず載っています。テキストが入手可能ならばテキストを見て編み方の基本を身に付けることがおすすめです。テキストが入手困難な場合は、インターネットの動画や作り方が載ったサイトがあるので、それらを利用して覚える方法もあります。基本の編み方が理解出来ればあとは同じ編み方の繰り返しなので、とにかく基本をしっかりマスターするようにしましょう。最初のうちは、繰り返し石畳編みを編み続けてみましょう。編み地が出来ていく工程が身に付けば、あとは作品作りにとりかかるだけです。石畳編みは、折り返すなど少し複雑そうに見える編み方ですが、編み方どおりに編めばそれほど難しくありません。

石畳編みの初心者が上達するためのコツ

上達のためのコツは、サイズどおりに作品を作ることと、必要な材料の長さをきちんとはかることです。もし、あらかじめ作りたい作品がある場合は、作り方に書かれた大きさどおりに作れるようにしましょう。作り方に載っている紙バンドと同じサイズの紙バンドを使用し、必要となる紙バンドの長さをきちんとはかって切ることが重要です。また、編み方がゆるかったりきつかったりすると、出来上がる作品のサイズが変わってしまいます。そのため、一定の編み方が出来るように心がけましょう。編み目がゆるいと作品の見栄えもあまりよくないので、なるべくきつめに編むようにしていくといいでしょう。慣れるまでは、作り方を見ながら作品を作ってみましょう。

石畳編みに初めて挑戦する人へのアドバイス

石畳編みは一見難しそうですが、編み方さえマスターしてしまえば、あとは同じ編み方を繰り返していくだけでさまざまな作品を作ることが出来ます。テキストには写真入りで編み方や作品の作り方が細かく載っていて、初心者にもわかりやすい内容になっています。また、インターネットの動画や編み方の載ったサイトでも、手順を追ってわかりやすく編み方を解説しています。手順のとおりに編んで行けば初心者でも編み方をマスターすることが出来ます。そのほか、全国各地で行っているイベントや講習会、教室などでも石畳編みを学ぶことが可能です。編み地が少しずつ出来ていく工程や、作品が出来上がる達成感が得られるのが石畳編みのいいところです。

石畳編みの初心者のまとめ

石畳編みは紙バンドを使用するクラフトのため、特殊な技術や道具などは必要ありません。紙バンドがあれば、いつでもどこでも始めることが出来ます。石畳編みでは実用的な作品を作ることが出来るため、暮らしの中ですぐに役立てられる点もおすすめです。また、紙バンドは手頃な値段で入手することが可能で、紙が原料のため安全です。そして、石畳編み以外のほかの編み方を組み合わせたり、紙バンド以外の素材を合わせたりアレンジをすることで、オリジナルの作品を作ることが出来ます。慣れてくれば、大きさや形、サイズなど自由に変えることも出来ます。石畳編みで身近なものをいろいろ作ってみましょう。実用的なものはプレゼントにしても喜ばれます。

石畳編みの歴史

石畳編みは紙バンドクラフトの編み方のひとつです。材料となる紙バンドが登場したのは昭和30年代で、その頃から紙バンドを手芸用品に用いていたとされています。当時は梱包用の紙バンドを使用し、籐工芸の手法を用いてかごを編んでいました。石畳編みは1979年にテレビで紹介されたのが始まりです。手芸用の紙バンドとして開発されたのは2000年頃です。現在では、カラーも豊富に揃い、サイズもさまざまなものが揃います。石畳編みの作品集だけでなく、紙バンドクラフトの書籍が多数出版されています。紙バンドクラフトや石畳編みの歴史は比較的新しいものですが、日本生まれの環境にもやさしい手芸として、日本だけでなく海外でも注目されています。

初心者におすすめの石畳編み

石畳編み初心者にもおすすめなのは、コースター作りです。石畳編みをマスターしながら作品としても使えます。同じ色で何枚も作ってもいいですし、色を変えて何枚か作ってみてもいいでしょう。最初は大きさが揃わなかったりしますが、コースターならば少し大きさが違っても差し支えありません。手作りならではの味として楽しんで下さい。同じ大きさのコースターが作れるようになってきたら、少しずつ本格的な作品づくりに取りかかってみましょう。大きな作品は必要な紙バンドの量も多くなるので扱いも大変になります。初心者の頃は小さい作品がおすすめです。少々失敗しても構わない小物入れなどを作って、まずは石畳編みの楽しさに触れてみて下さい。