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ソーイングの初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

ソーイングとは

ソーイングとは針と糸を使って縫い物をすることです。誰しも学生時代に家庭科などで簡単な雑巾や小物などを作ったことがありますよね。ソーイングが出来ると、ちょっとした小物を作ることができるようになるのはもちろんのこと、衣服のボタン付けや裾上げ、ほつれなどの修繕が自分で出来るようになるのでとても経済的です。更に上達してくると、古い衣服をリメイクして別のものに作り変えることも出来るようになります。サイズが合わなくなった衣服を仕立て直してまた着られるようになるので、大事な服も長いこと楽しめます。上級者になると、自分でデザインしたバッグや帽子も作ることが出来るようになりますし、自分の体にピッタリ合った洋服も仕立てられるようになります。

ソーイングを始める初心者の基本

ソーイング初心者の方にとっては裁縫というとなんだか専門的で難しいイメージがあるかもしれません。ソーイングの定義は幅広く、基本的な縫い方や糸の始末の仕方などはきちんと理解しておかなければなりません。単に生地を縫い付けていくだけではありません。作るものが複雑になるにつれて生地の裁断の仕方や、型紙の作り方などの技術も当然必要になってきます。よりデザイン性の高いものを作るとなると、様々なタイプのボタンの付け方、パーツの付け方、刺繍やステッチの入れ方などの知識も必要になります。技術の向上に伴い、どんどん好きなものを好きな生地で作ることが出来るようになるため、覚えれば覚えるほど楽しみが増してくるのがソーイングだと言えるでしょう。

ソーイングの初心者が始める前に必要な基礎知識

ソーイングをこれから始めようとお考えの方もいらっしゃるでしょう。基本的には針と糸と布があれば始められますが、ソーイングにはある程度の技術と知識が必要になります。その為、いきなり最初から服を作ってみようとしても上手くいきません。まずは道具の基本的な使い方を理解し、簡単なものからゆっくり一つ一つ丁寧に作っていくことが大切です。ソーイングはハウツー本にかじりついて勉強するものではなく、実際に作って技術を上げるにつれ自然と知識が身についてくるものです。数をこなせば自分なりのコツも分かってきますし、製作時間もみるみる短くなってきます。自分の成長具合が目に見えて分かるようになるのもソーイングの魅力の一つだと言えます。

ソーイングを始める際に必要なもの

ソーイングを始めるためにはやはり基本的な道具が必要です。初心者の場合、準備する道具といえば縫い針、糸、裁ちばさみ、糸切りバサミ、待ち針でしょう。針と一言で言っても種類は様々で、手縫い用の針や、ミシン針などがあります。最初の内は手縫い用の針で、使いたい生地に合わせて選ぶようにしましょう。糸にも手縫い糸やキルト糸、ミシン糸など様々なものがありますが、まずは使いやすいポリエステル製の手縫い糸がおすすめです。徐々に複雑なものが作れるようになってきたら、それに応じて必要な道具を足していけば大丈夫です。ロックミシンや電動ミシンなどがあれば更に早く、綺麗に制作できるようになりますので、必要になったらこちらもおすすめです。

ソーイングの初心者が簡単に始める方法・手順

まずは基本的な道具を使い、自宅に眠っている不要なタオルなどで簡単な雑巾を作ってみることから始めてみるとよいでしょう。たかが雑巾と思わず、糸の始末の仕方や縫い方の練習としてまっすぐ丁寧に作ってみましょう。まずは直線がきれいに縫えるようになることが大切です。これに慣れてきたら、直線縫いで作ることが出来る簡単な小物作りにステップアップしましょう。ブックカバーやクッションカバーといった四角形のものがおすすめです。次の段階として曲線があるものにトライしましょう。おすすめはフェルト生地を使った小物作りです。フェルトは切りっぱなしでも使えるので初心者でも簡単に小物を作ることが出来ます。マスコットやぬいぐるみなどを作ってみることによって、綿入れの仕方やパーツの付け方も分かるようになります。

ソーイングの初心者が上達するためのコツ

ソーイングが上達するためには、やはり一つ一つを丁寧に作り、自分なりのコツを掴んでいくことが大切です。コツを掴むことによって製作時間はグッと短くなりますし、一気に作品の質が向上します。作ったものを人に見てもらうということも上達への早道です。人に評価される前提で作るとより丁寧になりますし、お裁縫に詳しい方に見てもらうと、様々なアドバイスをもらうことが出来ます。また、誰か大切な人へプレゼントするのもおすすめです。贈りたい相手のことをイメージして生地やパーツを選ぶのも楽しいものです。人にあげるものとなると、もっとここをこうしてみよう、ここにもっとパーツを付けてみよう、もっと使いやすくしてあげようという思いが湧いてきて、一気に技術も上がるものです。

ソーイングに初めて挑戦する人へのアドバイス

いきなり制作に入るのではなく、あらかじめしっかりと作り方をイメージしておくことが大切です。初心者の内は布の裁断の仕方から縫い方など、特に細かく手順を把握しておく必要があります。そうしないと、何度も縫い直しをする羽目になります。ソーイングに関する様々な書籍が販売されていますが、初心者向けのものから上級者向けのものまで同じ棚に並んでいるものです。それらを購入する際にはしっかりと中身をチェックして、自分で理解できる内容のものを選ぶようにしましょう。もし製作途中で分からないことがあったら、詳しい方に尋ねるのもおすすめです。本やインターネットなどで調べることも出来ますが、実際に作れる方に聞くのが一番効率的です。実際に目の前で実践してもらえると非常にコツが掴みやすくなります。

ソーイングの初心者のまとめ

ソーイングはとにかく慣れることが大切です。自分で一から小物や雑貨、衣服を作る楽しみもありますが、既存のものを修繕、リメイクするのもおすすめです。パンツ類の裾上げなどはお店に頼んでいたかもしれませんが、自分でも出来るようになるとその分裾上げ料金が掛からなくなります。どこかに引っ掛けて敗れてしまったり、ほつれてしまったものも修繕することで長く使えます。ボタンやファスナーなども自分で取り付けられるようになると非常に経済的です。さらに技術が上がってくると、思い入れのある着物や服などを仕立て直すことも出来るようになります。サイズ調整や、パーツの付け替えなどによって、着られなくなった服がまた着られるようにものなります。

ソーイングの歴史

ソーイングの歴史は非常に古く、原始時代に獣の皮や樹木の皮などを魚や獣の骨で縫いつけていたことが始まりだと言われています。最初の内は裁縫を必要としない腰布や袈裟型の布に装飾を施し、身体に巻きつけて衣服とされていました。歴史が進むにつれ裁縫技術は向上し、13世紀頃には立体裁断が行われるようになり、これが現在の洋裁の元になっていると言われています。日本の場合は和裁といわれ、基本的には直線的な裁断によって成人男性用、成人女性用、子供用のサイズのみ作られており、着付けの際にサイズの調整がされる作りになっています。子供の場合は成長具合によって肩揚げや腰揚げなどをして調整されていました。現在のような洋裁が浸透してきたのは明治時代以降になります。

初心者におすすめのソーイング

初心者の内は簡単な小物から始め、慣れてきたらどんどんステップアップしていきましょう。ソーイングは実に幅広いので、続ければ続けるほど技術は身についていきます。手縫いに慣れてきたら、是非ミシン縫いにもチャレンジしてみましょう。初めてミシンを購入する際には、糸を自動で調整してくれる『自動糸調子機能』が付いているものがおすすめです。これがついていないと、生地に合わせて自分で糸の調節をしないといけません。生地を見極めて調節するには慣れが必要ですので、初心者の内はこの機能付きのミシンを使うようにしましょう。最近では安価で高品質のミシンが発売されています。ステッチや簡単な刺繍まで出来るものもありますので、しっかりと機能を比較して選ぶようにしましょう。