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ベースの初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

ベースとは

ベースとは、バンド内で主にコードの一番下の音を弾く楽器のことです。そうすることによって、ギターやボーカルが演奏したり、歌ったりするメロディに安定感が出て、音の厚みを出せるという効果があります。ベースには、ウッドベースと呼ばれるジャズで使う種類のものなどいくつかありますが、ロックや歌謡曲で用いられているのはエレキベースと呼ばれるものです。一般的に弦は四本あり、単音で弾きます。エレキギターのように複数の音を同時に出す場合もありますが、それはかなり少ないです。また、ベースにはチョッパー、あるいはスラッピングと呼ばれる独特の奏法があり、弦を弾くのではなく指で叩いたり引っ張ったりすることで、打楽器のような音を出すことも出来ます。

ベースを始める初心者の基本

ベースを始めるにあたって、初心者はどのように取り組めばいいのかというと、スラッピング奏法を利用するような曲ではない限り、バンド内では縁の下の力持ちになるという意識が必要です。ベースが崩れてしまうとバンドのリズムも音もばらばらになってしまうので、音を一定のリズムで弾くということを大切にしましょう。細かいテクニックは、後から覚えても問題ありません。ルート音さえちゃんと弾くことが出来れば、バンドに貢献することが出来ます。それと、ベースはエレキギターと違い、指弾きと言って、ピックは使わずに指のみで弦を弾いて演奏することもあります。そういったことからエレキギターとはまったく違う楽器であると考えておくようにしましょう。

ベースの初心者が始める前に必要な基礎知識

ベースを始める時に、これは最低限、知っておいた方がいいということは、まず、バンド内におけるベースという楽器の立ち位置です。ベースはエレキギターのように、曲の間にソロがあったり、あるいは派手なリフを弾くということがまずありません。なので、そういうことがやりたいのであれば、向いていないということになります。それと、ギターと比べると、スケールが長く、弦のテンションが高いので抑えるのが大変です。特に女性の場合、指をかなり広げられるようにならないと、スムーズな運指が出来ません。ただ、ベースは女性向けにショートスケールというサイズの、スケールが短いものもあるので、楽器店に行けば自分に合ったサイズのものを見つけることが出来ます。

ベースを始める際に必要なもの

ベースを始める前に用意しておいた方がいいものですが、アンプ、チューナーなどの基本的なものの他に、スタンドを必ず購入しておきましょう。スタンドというのは、楽器を立てかけるための道具です。ベースはスケールが長いので、湿気が多い場所に寝かせておいたりすると、ネックが反ってしまい、まともな音が出なくなってしまうことがあります。そうなってしまうと、反ってしまったところを元に戻すという修理が必要になり、これは初心者ではとても出来ることではないので、修理費が必要になってしまいます。それと、教則本を一冊買っておきましょう。出来ればCD付きのものがいいです。教則本に載っているフレーズを実際に演奏したものが収録されているので、わかりやすいです。

ベースの初心者が簡単に始める方法・手順

すぐにでもベースを買ってきて演奏したいという場合ですが、まず、近所の楽器店に行きましょう。そこで、店員に予算を伝えて、ベースと初心者に必要な道具を一揃い欲しいと言えば、きちんと選んでくれます。楽器を選ぶのはそれが一番簡単な方法です。買ってきたらチューニングを行いましょう。チューニングのやり方は教則本に書かれているので、参考にしましょう。デジタルチューナーを利用するのであれば、ペグを回しながら弦を弾いて音を合わせるだけです。音が合ったら、教則本に書かれている一番簡単な曲を弾いてみましょう。CD付きのものであれば、CDに合わせて弾くとリズムが取りやすいです。ベースを家で弾く時は必ずしもアンプに接続しなくてもいいですが、アンプから音を出してみたいという場合は、ヘッドホンを使うといいでしょう。

ベースの初心者が上達するためのコツ

では、初心者がベースをうまく弾けるようになるためには、どうしたらいいのでしょうか。それにはまず、最後まで通して弾ける曲を一つ見つけることです。教則本に載っている練習曲でも、好きなロックバンドの曲でも構いません。その一曲をCDに合わせて繰り返し演奏することで、リズムをキープ出来るようになりますし、正確な音を出せるようになってきます。初心者がベースを演奏するためには、ある程度、体力が必要なので、曲を通して弾くことを繰り返すことで、演奏できるスタミナをつけていくのです。ギターと違い、難しいコードを抑えたり、速いソロを演奏する必要がないので、一曲でも弾けるようになれば、その応用でどんどんレパートリーを増やしていくことが出来ます。

ベースに初めて挑戦する人へのアドバイス

初めてベースに挑戦する人へのアドバイスですが、まず、ベースはギターに比べれば簡単という気持ちで気楽に練習に取り組むといいです。勿論、ベースにはスラッピング奏法という高等テクニックがありますし、ギターのようにタッピングで速弾きすることも可能で、テクニックは上を見ればきりがないのですが、ルート音を弾けば様になるという基本さえ抑えておけば、楽しく演奏することが出来ます。それと、目標にするプレイヤーを一人見つけるといいでしょう。たとえば、好きなロックバンドがあるなら、そのバンドのベーシストに注目してみましょう。音楽雑誌のインタビューなどを読むと、使っているエフェクターや練習方法などが載っていることもあるので参考にしましょう。

ベースの初心者のまとめ

とにかくバンドをやってみたい、あるいは好きなバンドがいて、そのバンドの曲を演奏したいという場合、ベースはおすすめです。というのは、楽器を始める人はギターが多く、ベースは少なくて需要が高いので、そこそこ弾けるようになれば迎え入れてくれるバンドは多いということと、ギターよりもコピーが簡単なことが多いからです。もし、学校などで全員初心者同士でバンドを作ろうということになって、ベースを割り当てられたらラッキーだと思いましょう。うまく演奏できなかったらどうしようなどとプレッシャーに感じることはありません。基本的な練習をきちんとすれば、バンドの中で一番早く、曲を演奏できるようになる可能性が高いパートです。

ベースの歴史

ベースという楽器の歴史ですが、原型は16世紀から17世紀ぐらいにはあったと言われています。ジャズが生まれてウッドベースという木製の大きなものが誕生し、エレキギターが開発されて、エレキベースも作られるようになりました。最近では、弦の数が四つではなく、五つ、六つあるものもあります。なぜこんなに多いのかというと、広い音域で音を出すことが出来るからです。主に低音域が広がります。ヘヴィメタルの場合、出来るだけルート音を低くして、曲にすごみを出すという目的で弦の数が多いものが使われることがあります。奏法に関しては、長らく指で弾くのが基本でしたが、最近はピック弾きを基本にしているベーシストも珍しくありません。

初心者におすすめのベース

では、初心者におすすめのベースはどのようなものになるでしょうか。まず、腕が長い、あるいは男性であればロングスケールと呼ばれる、スケールが長いタイプのものがおすすめです。しっかりと安定した音を出すことが出来ます。新品か中古のどちらがいいのかということになると、やはり、新品の方がおすすめです。というのは、中古の場合、コンディションに問題があることが少なくないからです。ただ、きちんとしたメーカー製の中古品と、あまり有名ではないメーカーの新品を比べた場合、値段が同じでコンディションに問題がないのであれば、名の通ったメーカーのものがおすすめです。新品でも価格が極端に安いものだと、ネックが反っていたりすることがあるからです。