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トランペット練習の初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

トランペット練習とは

トランペットはオーケストラの中でも花形の楽器です。かっこよく吹きこなすためにはやはり練習が欠かせません。この楽器の練習とはまず音を出すことから始めます。初めてこの楽器を吹く初心者の方はおそらく音がでないことの方が多いでしょう。唇をすぼめて振動させるトランペットならではのアンブシュアを覚えることが必要です。音が出るようになったら、次に出やすい音域で構いませんのでロングトーンの練習をします。ロングトーンとは音を長く伸ばす練習で、腹筋などを使って息を一定の速度で吹き込むこの楽器の音出しの全ての基本となる大事なものです。ロングトーンの次はタンギングを行います。タンギングとは舌を使って音を細かく区切る練習です。早いタンギングができるようになるとさまざまな曲を吹きこなせるようになります。

トランペット練習を始める初心者の基本

まずトランペットを実際に持ってみるとわかるのですが、初心者の方にとってはかなり楽器の長さが長く、重量があることがわかります。この重さに慣れてしっかりと曲の間支えることができる筋力があることが必要な前提条件と言えます。大人なら問題ないのですが、小学生など体格が十分でない初心者の方はさらにコンパクトなコルネットから始めるのが良いでしょう。さらにこの楽器は吹くときに唇に圧力がかかります。口元には複雑に筋肉が重なり合っていますが、この口元の筋肉を鍛えることでより深く豊かな音、またトランペットならではの華やかな高温が出せるようになります。また大きな音を出すためには肺活量も必要です。有酸素運動などをして肺活量や横隔膜を鍛えることもトランペッターには重要な基本となります。

トランペット練習の初心者が始める前に必要な基礎知識

トランペットを始めるという方はオーケストラや吹奏楽などでの華やかな音や姿に憧れて始められるという方も多いことでしょう。この楽器の魅力はオーケストラのようなクラッシックの世界だけでなく、ブラスバンドや金管五重奏など中学校や高校での部活動でも、またビッグバンドやデキシーランドのようなジャズの世界でも中心となって活躍できる、まさにジャンルを選ばない最も間口の広い楽器の一つです。トランペットは金管楽器の中でも最も高音を担当する楽器で、ソロパートもたくさんあります。ほかの楽器を伴奏に従えてメロディーを叶えることができる醍醐味はこのトランペットならではの魅力と言えるでしょう。トランペットはひとりで演奏するソロ楽器としてもおすすめできるところも初心者の方にとって魅力的です。

トランペット練習を始める際に必要なもの

トランペット練習を始める前に初心者の方が揃えるべきものがいくつかあります。それはトランペットの楽器、さらにマウスピースです。トランペットは楽器そのものと、小さな吹き口であるマウスピースというものから成り立っています。基本的に練習にはこの二つが必要ですが、それ以外に教則本や楽譜を並べる譜面台、正確な速度やリズムに合わせての練習ができるメトロノーム、さらに音程を確認できるチューナーがあれば効率的に練習ができておすすめです。また集合住宅などで練習する場合にはミュートという弱音器があれば便利です。ラッパ部分に差し込むことで音を小さくすることができ、周囲に対して音を気にせずに吹き込むことができるのでおすすめです。

トランペット練習の初心者が簡単に始める方法・手順

トランペットを練習する際にはまずはウォーミングアップから始めます。スポーツと同じで準備運動なく始めると上手く着ません。この楽器も吹くときに口の周りの筋肉を大変よく使いますので、いきなり楽器を吹いてハイトーンを出すのではなく、まずは口周りをほぐすウォーミングアップから始めましょう。特に初心者は楽器を吹き込む前にマウスピースを使った練習やアンブシュアの確認をすることが必要です。マウスピースでの練習は口元の筋肉を徐々に温めて無理なく音出すするために最適です。口元の筋肉がほぐれてきたらいよいよ楽器をつけて音出しします。その際もハイトーンではなく中低音を響かせて楽器を鳴らしてから徐々に高音練習に移るのが良いでしょう。

トランペット練習の初心者が上達するためのコツ

トランペット初心者の方で基本的な音出しができるようになった方が上達するためのコツのおすすめは、プロの奏者のいろいろな音を聞くことです。世の中には多くのプロのトランペッターがいますが、リサイタルに行ったりCDで聴くと、不思議なことに同じ楽器でもそれぞれの奏者により音が違うことが分かります。ある奏者はまさに天使のトランペットのように空から下りてくるような軽やかで明るいトーン、また別の奏者は豊かな音量や低音の響きで情感あふれる演奏をします。自分が好みの奏者の音を見つけ、その音に近づくように聴き込みながら練習することで、上達速度をアップすることができます。こんな音を出したい、という目標を持つことはトランペット上達にとって欠かせないポイントとなります。

トランペット練習に初めて挑戦する人へのアドバイス

トランペット練習に初めて挑戦した方はなかなか音が出なくて苦戦することもあるでしょう。この楽器をはじめとする金管楽器はリコーダーや鍵盤ハーモニカなどそれまでの吹奏楽器とは大きく違い、自分の唇を振動させて音を出すというものなので、音を出すまでがとても大変なのです。ただし逆を返せば自分の唇が楽器の一部となりますので、吹く人によって楽器の音色や響きが大きく変わっていくのが魅力です。自分ならではの音を大事にして、そこからロングトーンやタンギング、スケールなどの練習を取り入れて行くことで上達が早くなります。焦らずにまずは良い音、自分が出したい音を出せるようにすることが、その後の長いトランペット人生の基本となります。

トランペット練習の初心者のまとめ

初心者の方がトランペット練習する際におすすめなのは、初めに良い指導者につくということです。この楽器は唇を振動させて音を出す、アンブシュアがとても大事です。無理なアンブシュアで覚えてしまうと最初は音を出せても、長く続けるうちに唇に無理な負担がかかってハイトーンが出なかったり、途中で唇が疲れてしまうケースもあります。無理のない正しいアンブシュアを最初に唇に覚えさせるためにも、よい指導者について指導を受けるのが一番のおすすめです。一度覚え込んだアンブシュアは忘れることがなく自然に再現できるようになりますので、曲の練習に入った時にも無理なく良い音が出せるようになるでしょう。また、練習は毎日続けることが大事です。短い時間でも良いですし、楽器で音だし出来ない時にはマウスピースに息を吹き込みましょう。

トランペット練習の歴史

トランペットは実に古くから使われてきた楽器で、3000年前のエジプトで既に軍隊の信号ラッパとして使われていたことが分かっています。初期のトランペットは唇で音程を変えて倍音で演奏する楽器でしたがそこから17世紀頃には穴が3つあるトランペットができ、メロディーに変化を持たせながら奏でられるようになりました。現代のトランペットは3つのバルブを使って繊細なメロディーを演奏できるようになり、練習法もロングトーンやタンギングだけでなく、クマチックスケールなど繊細な音階を使った練習が行われるようになっています。またメトロノームやチューナーを使って音程やリズムを安定させる練習も、一人でできる効果的な練習です。

初心者におすすめのトランペット練習

いつも熱心に練習するのだけれど、なんとなくマンネリになってきて上達しているのかわからない、というのは初心者の多くの方が体験します。そんな初心者の方におすすめのトランペット練習が教則本を使うということです。世界には数百とも言われるトランペット練習用の教本があり、これに沿って練習していくとロングトーンやタンギング、スラーやスタッカート、スケールそして運指等をバラエティに富んだ内容で学ぶことができます。いつも何気なく行っている個人練もこうした教則本が一冊あれば、自分では思いつかないさまざまな項目を練習でき、目標を持って行うことができます。こうした教則本は初見での楽譜読みの練習にもなるので特に初心者の方は自分の教則本を一冊見つけておくのが良いでしょう。