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初心者が作りやすい陶器に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

陶器とは

陶器というのは、簡単にいうと、土で出来ている器のことです。陶器と似た器には磁器というものがありますが、磁器は土ではなく、主に石の粉末を練ったものでできているので違うものだと考えることができます。家庭で使うことがある食器はほとんどが磁器の製品だといいます。磁器は大体、陶器よりも高い温度で焼かれる事が多いのですが、それで硬く焼き締まって破損しにくい品ができるのです。その器が陶器か磁器かを知る方法があるといいます。それは、指先ではじくことです。陶器の場合は、ボコッとした音で、磁器の場合は、チン、という音の感覚になるということです。また、素材が違うので、触った時の感覚も違います。陶器は土でできていますから、温かみがある柔らかい感覚だといいます。

陶器作りを始める初心者の基本

陶器をはじめて作る初心者の方には知っておくといいことなどがあるということです。陶芸で作ることができるのですが、まず初めに憶えておくべきことをしっかりと覚えるようにしておきます。そうすることで、しっかりとした陶器を作ることができるのです。まず初めに、陶芸の手順というものがあることを覚えます。前業、成形、乾燥、素焼き、塗り、本焼きという順で作っていくのですが、基本的なことをしっかりとできていない状態で焼いてしまったりすると、割れてしまったり、きれいに焼くことができない場合があります。初心者の方は、しっかりと必要な基本的なことを覚えておくことが大切です。すごく楽しい工程もあれば、あまり好きではない工程もあるかもしれないです。ですが、それらを含めて陶器作りだと思っておくといいです。

陶器作りの初心者が始める前に必要な基礎知識

陶器を作るときには、まずはじめに前業という粘土から空気を抜く工程があります。ここでしっかりと空気を抜いておかないと、焼いたときに割れやすくなってしまうということです。それから成形します。ロクロ、たたら、手びねりなどで、粘土の形を作る工程なのですが、これが一番よく知られている陶芸のイメージです。その成形したものをしっかり乾燥して、素焼きします。素焼きとは、釉薬を確実に塗れるようにする工程です。素焼きをする意味とは、粘土を硬くさせて、水分に耐えることができるようにするためです。また、釉薬の付着を良くするために、確実な発色を求める大切な工程だといわれています。塗りをして、本焼きをします。このような工程を経て、陶器が出来上がるのです。

陶器作りを始める際に必要なもの

陶器を作るときに必要な基本的なものは、何なのか、というと、まず粘土です。そして、粘土小道具といわれているもの、成形小道具といわれているもの、などがありますが、初心者の場合は必要最低限のものがあれば、まずは手びねりで作ることから始めると考えて、スポンジ、木製のコテ、クレイカッター、スクレバー、針、二種類の平線かきべら、へらなどを用意しておくといいです。このほかにも、あれば役立つ道具として、切弓、小さめのなめし革、プラスティック製の手ろくろなどがあるということです。粘土にもいろいろな種類のものがあるので、おすすめの粘土を探して、初心者でも使いやすい基本的なものを選ぶようにしておくといいといわれています。

陶器作りの初心者が簡単に始める方法・手順

初心者が陶器作りを簡単に始めるためには、まず必要なものがそろっている基本のセットなどを購入するといいです。必要なものがそろっているので、簡単に始めることができますし、おすすめされているセットなどならすぐに取り掛かることが出来る状態になっている場合も多いです。最近は自宅で陶器を作ることができるものやオーブンなどで焼くことができるセットなどもあります。それぞれで手順も普通の陶芸と同じように、粘土の空気を抜く作業からはじめるので、初心者の方が取り掛かるものとしておすすめすることができるということです。作業がしやすい場所がある、ということが大切です。ひとつひとつの工程がきちんとできていなければ、陶器をきれいに作ることは難しいのです。

陶器作りの初心者が上達するためのコツ

陶器作りをはじめて行った人が上達をするためのコツというと、やはりはじめの粘土の空気をしっかりと抜く、という工程を面倒がらずに行うことだといえます。ひとつひとつの工程はきちんと行うことで、きちんとした陶器を焼くことができるようになるのです。形を作る作業に早く入りたいから、という理由で空気を抜く工程を手抜きしてしまうと、せっかく焼いたものが割れていたり、粉々になってしまったり、ひびが入っている可能性もあります。なので、上達するためには、ひとつひとつの工程を落ち着いて、しっかりと行うことが大切なのです。陶器を作るときは、落ち着いて、ひとつの作業に集中することがとても大事だといいます。ひとつをいい加減にしてしまうと、ほかの工程がずれていってしまうかもしれないからです。

陶器作りに初めて挑戦する人へのアドバイス

陶器作りにはじめて挑戦する、という人には自分に向いているのかどうか、ということを不安に思う人もいるといいます。ですが、陶器作りをすることに向き不向きの性格というのはあまりないということです。電動ロクロに夢中になる人、手びねりが好きな人などいろいろな工程や作業がすきだという人がいます。人それぞれで取り掛かることができるのが陶芸です。ひとつの作業や工程をじっくりと行うことができるようにすることが大切です。また、なかなか作りたい形に作ることができない、という場合は、はじめに作りたい形を、紙に描いてみるといいです。絵を横に置いて、その絵を確認しながら形を作っていきます。絵に描くようにすると、自分のあいまいだったイメージがはっきりしたものに変わるので、作りやすくなるのです。

陶器作りの初心者のまとめ

初心者でも取り掛かりやすい趣味に陶芸というものがあります。おすすめの粘土や必要な道具などがセットになっているものなどがあり、家庭でも気軽に取り入れることができる趣味のひとつとして最近は人気が出てきているということです。なので、初心者の方でもすぐに始めることができるものが多くあるといいます。必ず始めるときに気をつけることは、粘土の空気をしっかりと抜くこと、それから形はある程度決めてしまい、絵に描いてイメージしておくと作るときに作業しやすくなるということです。必要なものが色々と多いので、全部揃えなければいけない、と考える人もいますが、まずは基本的な道具のみそろっていれば手びねりから始めることができるのでいいといいます。

陶器作りの歴史

陶器作りの歴史はとても長く、日本では約1万2000年前の焼き物の世界最古ではないかといわれる土器が発見されているということです。その後の日本の焼き物の歴史は、中国や朝鮮の影響をうけて育ってきたといわれています。飛鳥時代には朝鮮からろくろ技術と、窯が伝わってきたということです。さまざまな形のものがつくられるようになってきたところで、窯が伝わり、1000度以上の高温での焼成が可能になったのです。そこから、水漏れのしない、壊れにくい陶器の焼き物が焼けるようになったということです。世界的にも多くの地域で焼き物は作られていますが、日本でもその土地によって色々な特徴のある陶器が作られるようになったといいます。

初心者におすすめの陶器作り

初心者が陶器作りをはじめるときにおすすめなのが手びねりです。もちろん、ろくろを利用するものも作ることができるのですが、粘土にあまり触ったことがない人などはまずはゆっくりと時間をかけて形を作るほうがいいやりやすい、という人もいます。また、人それぞれで初心者でも作りやすい方法というものが違います。粘土の空気をしっかりと抜く工程から、順番にいろいろな工程がありますが、そのひとつひとつを丁寧に行うことで、はじめて陶器作りをする人でもきちんとした自分の思ったとおりのものを作ることができるようになります。陶芸に向いている性格などがあるのではないか、と不安に思う人もいますが、少しずつ繰り返すことで陶器を思い通りに作ることができるようになってきます。