アーチェリーとは
アーチェリーとは弓で矢を射って標的を狙う射撃競技となっていて、日本語では「洋弓」と呼ぶことで「和弓」と区別することもあるのです。ただ一口にアーチェリーといっても弓の形態と種類によって名前が違っていて、リカーブボウはオリンピック競技に使用されてい弓で、日本で最も普及しているのです。弓の構成は主にハンドル、リム、スタビライザー、サイトとなっています。ベアボウはリカーブボウと使用する弓は同じですが弓の構成パーツがハンドル、リムだけと限られているのです。最後にコンパウンドボウは世界的に見て最も普及している弓で、滑車を用いた構造になっていて的中精度が高いのが特徴となっているのです。それぞれ目的に応じて使い分けられているのです。
アーチェリーを始める初心者の基本
アーチェリーをはじめるにあたって基本となってくるのは体の使い方で、特に運動神経に優れている必要はないのですが、少なくとも弓を引けるだけの筋力は求められますし、弓そのもの質量がありますので、ある程度の体格や力といったものが望まれます。またアーチェリーというのは矢を放つことになりますので、ルールをしっかりと読むこと、そして危険性を知ることが基本になってくるのです。アーチェリーは外国では狩猟につかわれることもありますが、日本では生き物に対して矢を放つことは決してしてはいけないことで、自分が凶器になるべきものを持っていることを常に自覚して、モラルを守ることが求められてくるのです。それゆえまずは心構えをしっかりと持つことが大事です。
アーチェリーの初心者が始める前に必要な基礎知識
アーチェリーは使い方によっては武器となる危険なもので、それゆえ初心者はそのことを常に心の中に留めておく必要があります。誰だって自分は大丈夫と思っているものですが、もしもの可能性は誰にだって起こることで、それゆえしっかりと器具の取り扱いを学ぶことからはじめるのが大切です。またルールを学んで記憶しておくこと、道具や使用するものの名前を覚えるなど、基本を押さえておくことが大事となってくるのです。また弓の手入れの方法も知っておく方がよく、まだまだアーチェリーというのは一般的なスポーツではないので、分からないことは自分で調べたり、詳しい人に尋ねたりなどをして疑問を残さず解決することを心がける必要があるのです。
アーチェリーを始める際に必要なもの
ではアーチェリーをはじめるにあたって準備するものは何かというと、最低限必要となってくるのが弓本体と矢、弦、身に着ける防具であるアームガードとチェストガード、タブ、リリーサー、クイバーになります。ただしこれは本格的に行うことが決定している場合であって、初心者が一度試してみたい時などは射場でレンタルをしていますので、まずはそちらで試してみるのがおすすめとなっています。そして弓を購入する際ですがどの種類にするのか決める必要があるのですが、日本の場合はだいたいにおいてリカーブボウが多くなっています。競技で使用されるものでもあるので、店の人のアドバイスを参考にしながら自分に合ったものを選ぶことが大切です。
アーチェリーの初心者が簡単に始める方法・手順
初心者がアーチェリーをはじめる手順として、まずはルールを覚えること、防具などを体に付けることからはじめていかなければいけないのです。最初は手伝ってもらうことができますが、自分自身で出来るようにならなければいけないのです。そして次は矢を射るのではなく正しいフォームを身につけていくことからになります。どんなスポーツでもそうですが、正しいフォームを体に覚え込ませていき、それから矢を射る練習に入っていくのです。ただし矢を射るというのは想像している以上に力が必要とされるので、もしも筋力が足りない場合は筋トレなどをすることをおすすめします。また最初から的に当たることはまずないので、続けていくことが大事なのです。
アーチェリーの初心者が上達するためのコツ
それでは初心者が上達するためにはどうしたらいいのかというと、まずは自分に合った弓矢を使うことが大事で、弓というのはそれぞれ強さ、長さ、重さがあってちょうどいいものを選ばなければいけなく、さらに矢にも同様のことが言えるのです。弓具を正しく使用したうえで自分の体、フォームが正しいかどうかを確かめることも重要なので、鏡を見て客観的にチェックをしたり、講師がいるのならアドバイスをもらうのもいいのです。そして何よりも上達するという心構え、気の持ちようが大切になってくるのです。そして自分にあった弓具で正しいフォームで練習を重ねていくこと、地味なことこそもっとも大切であり、うまくなるためのコツであるのです。
アーチェリーに初めて挑戦する人へのアドバイス
アーチェリーというのは弓具を使うためにややとっつきにくいところがありますが、必要最低限の筋力があれば、女性や高齢者でもプレイをすることが可能となるのです。また正しいフォームを体に覚えさせることによってバランスが整ってきますし、精神統一して射ることで集中力も増していくのです。最初は矢を射ることさえも難しいでしょうし、的に当てることはもっと大変かもしれませんが、続けていくうちにあたるようになってきますので、そうなるとどんどん楽しくなってくるはずです。また試合も行われていますので、出場することを頑張ってみるのもよく、考えたり想像しているよりも行った方がずっと良く、まずはやること、続けることが大切なのです。
アーチェリーの初心者のまとめ
アーチェリーは弓具という普段は使うことのない道具を使用して行うスポーツで、初心者にとってはなじみのないものだと思われます。しかしながら最低限の筋力があれば女性やお年寄りでもできますし、弓を構える、矢を射るフォームは体のバランス感覚を整える効果があるのです。確かに弓具などを揃えるのは難しいことかもしれませんが、最初はレンタルでも可能ですので、興味を持ったのならまずは一度試してみることをおすすめします。アーチェリーの魅力は何と言っても的に矢を射ることで、練習を重ねることによって当たりはじめていくと楽しさが増していきますし、さらに上手くなりたいと願うようになるのです。気になるならまずは試してみてください。
アーチェリーの歴史
弓矢の始まりは紀元前2万年、基本としては狩猟のために作り出されたもので、人類の歴史の中でももっとも古くからある道具のひとつになるのです。この頃は今のようなスタイリッシュな形ではなく武骨なものでしたが、遠くから敵を射ることができる、人の英知が詰まったものと言えるのです。そこから進化していき、やがては人同士の戦争の道具に使われるようになり、それも銃の登場により進退していったのです。しかしながら一方ではスポーツとしてのアーチェリーが生み出されていって、ルールを定めてスポーツマンシップに則ったものに変化していき、今は世界中で楽しまれていて、平和の祭典であるオリンピック競技にも加わって競われているのです。
初心者におすすめのアーチェリー
初心者におすすめのアーチェリーですが、体に合ったものを選ぶのが基本となっていますが、その中でも最初はなるべく軽いものがおすすめとなっています。まずはアーチェリーというものを体に覚え込ませることが必要となりますし、重たいと体に負担がかかってしまうことがあるのです。そして最初はなかなか矢が的に当たらず面白くないと思うかもしれませんが、地味ではありますが練習を重ねていけばやがては当たるようになりますし、そうなってくると楽しみとなってくるはずです。ですからそうなることを目指して地道な努力を続けていくこと、それが上達の道であり、練習もまた楽しみとなってきますので、まずはやってみることからはじめるのがいいのです。