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チェスのルールを知りたい初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

チェスのルールとは

チェスは将棋のように一駒ずつ動かして相手の手駒を取り合い、キングを取った方の勝ちというゲームです。将棋と違いとしては、取った駒を味方として使えないこと、駒それぞれの動き方などがあります。将棋に慣れている人が意外に思う動きをするのはクイーンとポーンでしょう。クイーンは飛車と角を合わせた動き、つまり縦横斜めを無尽蔵に動くことができる最強の駒です。ポーンは一見歩と同じですが、相手の駒は自分の斜め前しか取れません。なので正面に相手の駒があるとぶつかって身動きが取れなくなります。また、一歩ずつ前進するのですが、最初だけ2歩動くことができます。あとはナイトは桂馬と同じ斜め前に1マス前に2マスという動きですが、桂馬と違い左右や後ろにも動けます。ビショップ、ルーク、キングはそれぞれ角、飛車、王と同じです。

チェスを始める初心者の基本

ゲームはなんでもそうですが、自分で実際にやってみてたくさん経験を積まなくてはうまくなれません。特に初心者だと、たとえ誰かがチェスをやっているところを見てもよくわからずに終わってしまいますので、とりあえずルールや手を経験的に覚えてしまいましょう。そのためには対戦相手が必要です。パソコンを使うならチェスのソフトのコンピュータ相手でもいいですし、ネットのブラウザゲームなどで行なわれている対人戦をやってみてもいいです。対人戦となると相手は人間ですので、基本ルールを把握した上で自分の実力に近い相手を探す必要があります。できればリアルでできる人がいると、教えてもらいながら遊べるのでそれが一番おすすめですが、日本のチェス人口は正直あまり多いとは言えないのが現状です。

チェスの初心者が始める前に必要な基礎知識

先ほども書きましたが、まずはルールを覚えましょう。駒の動かし方は上に書いた通りです。そしてチェスには特殊なルールが存在します。ここでは重要なものを2つ紹介していきます。まず一番重要なのはキャスリングです。キングとルークの間に駒がないときに限り、キングをルーク側に2マス動かしてルークをキングの反対側へと飛ばすことができます。一気にキングを安全なところへ移動できるのでこれは必須テクニックです。ルークやキングが一度でも動くとキャスリングできなくなるので注意してください。次にプロモーション。これは将棋の成ると似ていますが、ポーンにのみ使うことができます。相手陣地の端についた時クイーン、ナイト、ルーク、ビショップのどれかに変わることができます。他にもアンパサンというルールもあるので調べてみてください。

チェスを始める際に必要なもの

パソコンで始める方はパソコンとチェスのソフトが必要です。もしくはネット上でチェスサイトを検索してみてください。フリーでダウンロードできるものやブラウザゲームでできるところが見つかるでしょう。パソコンによっては最初からチェスができるソフトが入っている場合があります。ただしMacに入っているチェスソフトはとても強いため、初心者向きではありません。他のところで練習してから挑みましょう。実際に駒を使ってやる場合は駒とチェスボードが必要になります。これらのチェスセットは小さなプラスチックのものやゴムのもの、ひいては大きなガラス製や石、木でできたものまであります。駒は重くて大きい方が使いやすいですが、その分高価になっていきます。本格的にやりたいのであればずっしりしたものをおすすめします。

チェスの初心者が簡単に始める方法・手順

まわりにチェスができる上手な人がいないのであれば、ネットでやるのが一番簡単に始められるでしょう。初心者用に説明が入りながらできるものや動かせる範囲が表示されるもの、プレイヤーのレベルに応じてコンピュータのレベルを上げ下げしてくれるものもあります。そこから徐々にチェスに慣れていきましょう。対人戦ではチャットが使えるところもあります。そういうのを利用して自分の悪かったところやポイントなどを教えてもらえば上達も早くなるはずです。また、大体は基本無料で始められるので、とりあえず触りだけやってみたいという方にもおすすめできます。ちょっとやってみておもしろければ続けてもらって、もし合わなくてもお金がかかっていないので気軽にやめることができます。

チェスの初心者が上達するためのコツ

将棋や囲碁と同じくチェスにも定石が多数存在しています。スタートの動かし方や相手への詰ませ方などです。これらを理解できなければ、初心者は最初にどう動かしていいかすらわからないでしょうし、どうなればチェックメイト(詰み)なのかを知っておかなければ、知らず知らずの間にチェックメイトの形まで追い込まれてしまいます。逆にこれらを知っていれば、その形にならないように避けることができるかもしれません。ということで、まずはいくつかの定石を調べて見てみましょう。いきなり全部は覚えなくても大丈夫です。使えそうなものやよく見る形と書かれているものから少しずつ覚えてできるようにしていけばいいのです。チェスは知識がものをいうゲームでもあります。

チェスに初めて挑戦する人へのアドバイス

日本では馴染みが薄く、ちょっとトリッキーな動きやルールがあったりして難しそうに見えるかもしれませんが、取った駒を再利用できないという点で将棋よりも駒の置き方が考えやすいです。まずはやってみて基本の流れを掴みましょう。初心者ですと負けることも多くあると思いますが、それに挫けずに一局一局学んでいってください。特にチェスは引き分けが多いゲームです。後攻の黒が不利となっているので、初めのころに黒になったときはステイルメイト(引き分け)狙いで進めてといいでしょう。海外ではチェスが趣味の人もたくさんいるので、いつかどこかでそういう人と出会い、あなたがチェスをやっていると知れば交流の場が生まれるかもしれません。

チェスの初心者のまとめ

まずは基本のルールを覚える必要があります。それから基本の定石を身につけましょう。特に初心者は開始時の動き方とチェックメイトの形を覚えてください。あとは実際にゲームをやりつつ学習していくのが早いでしょう。今の時代だとネットのコンピュータとやってみるのが一番楽です。できればうまい人に教えてもらいながらやると上達が早いのですが、そういう人が身近にいなければ駒の動かし方や形を少しずつ覚えてあとは実践あるのみです。慣れてきたらもっとレベルの高い人達の対局を見ることも勉強になるのでおすすめです。動画サイトにも上がっているので、楽しみながら見てみてください。また、チェスの解説をしている動画もあるので、そういうものを探すのもいいかもしれません。

チェスの歴史

チェスの起源は古代インドのゲーム「チャトランガ」だと言われています。元々4人制のこのゲームが2人制になったことがチェスの大本になっています。それからペルシアに伝えられて名称や用語が変わっていき、それが現在のチェス用語の語源になったと考えられています。時代が移ろうにつれて駒の形やルールが変化し、17世紀には娯楽として広く普及。この頃のチェスの中心はフランスで名を成したプレイヤーが続々出ていたのですが、そこから中心地はイギリスへと変わります。1886年にヴィルヘルム・シュタイニッツが公式戦で勝って以来、チェス界に世界チャンピオンが誕生。ただし国際チェス連盟が主催になるまではルールが一定ではなく公式のチャンピオンとは言えない部分があります。1997年に試合はトーナメント制に変わり現在に至ります。

初心者におすすめのチェス

地元のチェス団体やサークルに入ればいい環境でチェスができます。見知った顔と何度も対戦することで目標が設定されますし、大会の情報もあるのでモチベーションの持続にも最適です。そういうところが近くにないという方や敷居が高いのでまずは軽く触れてみたいという方はインターネットで「チェス」「ゲーム」と検索してみてください。まずはコンピュータ対戦でルールに慣れてから対人で戦うのがおすすめです。コミュニケーション機能がついているものや海外の人達と対局できるものもあるので、自分にあったものを探してみましょう。また、数は多いとは言えませんがTVゲームでもチェスを楽しめるソフトがあります。ゲーム機本体も必要ですが、もし現在家にあるならゲームショップやリサイクルショップからゲームソフトを買ってきてもいいでしょう。