音楽

バンドに入りたいギターの初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

バンドのギターとは

ロックバンドにおいては、ギターはボーカルと並ぶメインパートと言っても過言ではありません。見せ場はソロパートで、ソロではボーカルがステージの中央を譲り、ギタリストが代わりに真ん中に来て弾くことも珍しくありません。バンドの構成によってはギタリストが二人いる場合があります。この場合、リードギターとサイドギターという風に分かれます。二人にするのは、その方が演奏する音に厚みが出ることと、ギターソロなどでギター同士でハモることが出来るからです。一般的にギタリストが二人でも、ギターソロを弾くのは一人だけですが、曲によっては二人でハモったり、交互に弾いたりします。このようなギターソロをツインリードと呼ぶことがあります。

バンドのギターを始める初心者の基本

では、ギタリストになってバンドに加入したいという初心者は、最初、どのようなことを心がければいいのでしょうか。それは、まずバンドの音楽にはジャンルがあるということを知ることです。たとえば、ひずんだ音でギタリストが弾きまくるようなバンドはハードロックやヘヴィメタルと呼ばれるジャンルが多く、ギタリストに憧れる初心者はバンドというとロックバンドを想像する人が多いですが、フュージョンやジャズなど、ロックとはまったく違うジャンルのバンドもたくさんあります。なので、自分がどのような音楽をやりたいのかをはっきりさせて、同じ方向性のバンドに入る、あるいは自分と同じ音楽が好きな人を集めてバンドを作るようにしましょう。嗜好性が同じ人たちで演奏するというのはバンドの基本です。

バンドのギターの初心者が始める前に必要な基礎知識

では、バンドのギタリストとして弾き始める前に知っておいた方がいいことにはどのようなものがあるでしょうか。まず、練習は貸しスタジオと呼ばれる場所で行われることが多いということです。特にロックバンドの場合、防音設備でもない限り、メンバーの家に行ってみんなで演奏するということは不可能なので、必ずスタジオを借りることになります。それと、バンドによってオリジナル曲が主体の場合と、コピーが主体の場合があるということも知っておくべき知識です。オリジナル志向であればバンドメンバーで曲を作り、その曲を演奏することになりますし、コピーで行くならプロの曲を演奏することになります。初心者の場合、まずはプロの曲を演奏するコピーバンドで始めた方がやりやすいです。

バンドのギターを始める際に必要なもの

では、バンドでギターを演奏するために揃えておいた方がいいものはなんでしょうか。まず、ギターは当然ですが、シールドとピック、それとチューナーは必ず用意しておきましょう。シールドというのは、ギターをアンプに接続するために必要なコードで、これがないと音を出すことが出来ません。ピックは弦を弾くために必要なものです。チューナーは、ギターの音程を正確に計るために必要なものです。チューニングと呼ばれる行為で、初心者だけではなく、プロでも演奏前に必ず行っている、演奏に関してもっとも基本的なことの一つです。チューナーは、音叉と呼ばれるアナログ的なものもありますが、初心者にはシールドでギターとつないで弦を弾けば音の高さを表示してくれるデジタルチューナーの方がおすすめです。

バンドのギターの初心者が簡単に始める方法・手順

では、手っ取り早く、ギターを始める方法ですが、楽器店で基本セットを買いましょう。これは、ギター本体と、演奏に必要な道具がセットになっている初心者向けのものです。値段は3万円ぐらいのものがおすすめです。こうした基本セットのギターは、プロのギタリストが使っているようなものではないですが、まず音を出してみたいという初心者にとっては充分なものです。それと、用語や基本的なテクニック、練習方法について書かれた本と、バンドで演奏してみたいと思う曲の楽譜を買っておくといいでしょう。楽譜ですが、必ずタブ譜と呼ばれるものを買いましょう。タブ譜とは、ギターの弦のどこを抑えればいいのかということが番号で書かれている楽譜で、譜面が読めない初心者向けのものです。

バンドのギターの初心者が上達するためのコツ

バンドのギタリストになってから、うまくなっていくコツですが、とにかく練習あるのみです。チョーキングやチョーキングビブラートといった基本的なテクニックは、出来るだけ早く覚えましょう。というのは、プロの曲では、こういった基本テクニックは必ず出てくるので、うまく出来ないからやりたくないとスルーしてしまうと、結局、曲を弾けなくなるからです。ギターソロについては、最初から曲と同じスピードで弾こうとせずに、まずはゆっくりと弾くことから始めましょう。慣れてきたらスピードアップしていくと、最終的には弾きこなすことが出来ます。コードをうまく弾けるようになるためには、指の形を覚えることです。フォークソングの譜面を買ってきて練習するというのもおすすめです。

バンドのギターに初めて挑戦する人へのアドバイス

今まで一人でギターを練習してきて、初めてバンドに加入するという場合、周囲のメンバーに合わせるということが大事です。たとえば、スタジオに入って、ボーカルの歌が聞こえないぐらいの音量でギターを弾いてしまったら、音のバランスが取れなくなってしまいます。演奏スピードも、必ずドラムに合わせるようにしましょう。周囲の演奏スピードよりも速く弾いてしまうことを走ると言いますが、ギターが走ってしまうと音がバラバラになってしまいます。それと、うまく弾けない曲があったら、正直に伝えた方がいいです。そうしないと、そのうちバンドで練習することが嫌になってしまう場合もあります。バンドは一人でも欠けたら演奏は出来なくなってしまうので、問題は共有して、みんなで解決するようにしましょう。

バンドのギターの初心者のまとめ

初めてギタリストとしてバンドに入るということは、多くのプレッシャーを感じることですが、もし、他のメンバーたちもバンド経験が初めてというのであれば、みんなでうまくなっていくという面白さを感じることが出来ます。もし、人前で演奏できるほどにうまくなってレパートリーも増えたら、学園祭などで演奏することも可能です。そういう具体的な目標を持った方が練習にも力が入るので、バンドを結成した段階で共通の目標を決めておくのがおすすめです。今は信じられないほどにうまいプロのギタリストも最初はみんな初心者でした。プロのピアニストと違い、高校生ぐらいでバンド活動を始めてプロになった人もたくさんいます。なので、今、高校生という人でも練習すれば必ずうまくなります。頑張りましょう。

バンドのギターの歴史

ロックバンドで、ギターという楽器はいつから使われるようになったのかというと、だいたい1940年から50年ぐらいです。なぜこの頃なのかというと、エレキギターが登場したからです。それまでのものは、アンプにつないで音を出すのではなく、ギターに空いている穴で音を増幅して出していました。その後、エレキギターに革命的な奏法が誕生しました。ライトハンド奏法、あるいはタッピングと呼ばれるものです。ピアノを弾くように、両手で弦を叩いて音を出すという奏法で、非常にスピードの速いメロディを弾くことが可能になりました。現在は、アコースティックギターもアンプに接続できるようになって、アコースティックギターとエレキギターを使うバンドもあります。

初心者におすすめのバンドのギター

最後にギタリストの初心者が演奏しやすいを紹介します。まず、簡単に弾けるということではパンクロックをおすすめします。パンクロックはコードを弾くことが中心で、ソロはありますが速弾きはまずないので、テクニックはあまり必要ありません。ヘヴィメタルやハードロックは、初心者には難しいですが、曲によっては簡単なものもあります。また、必ずしも曲すべてを演奏できなくてもいいという場合は、リフだけを真似してみるという方法もあります。コマーシャルなどで少しだけ流れて有名になったハードロックのリフというのはたくさんあるので、動画共有サイトで検索してみるといいでしょう。また、ソロを練習したい場合はバラードに取り組んでみるといいでしょう。メロディアスですが、だいたいゆっくりとしたソロが多いので弾きやすいです。