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モーリスギターの初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

モーリスギターとは

モーリスギターは、長野県松本市にてアコースティックギターの製造を行っているメーカー・MORRISが販売するギターです。YAMAHAやTakamineといった国産メーカーと並ぶ知名度を持つモーリスギターは、初心者が始める、手頃かつリーズナブルなギターをリリースしていることでも知られています。創業は1961年からで、本格的な製造は67年より開始されました。70年代のフォークブームを支えたギターメーカーで、数々の国内アーティストが所有・愛用しています。近年はストローク向けのモデルだけでなく、フィンガーピッカー向けのモデルや上位機種も数多くリリースされており、幅広いラインナップによる豊富な品揃えで、世代を超えて今も多くの人に愛用されています。

モーリスギターを始める初心者の基本

モーリスギターに限らず、YAMAHA・Takamine・Yairiとさまざまな国産メーカーが低価格帯の優良なギターをリリースしており、どこのメーカーにするか悩むことでしょう。どこのメーカーも外れはなく、最終的には見た目や音の好みの問題になってきます。ピックアップを仕込むエレキアコースティックギターをいち早く取り入れたTakamineや、製造ラインがそれぞれ違うクオリティーと価格帯が豊富なYairi、標準的な音で優等生のYAMAHA、そしてオーソドックスなフォークスタイルから弾き語りなどオールマイティーに応えるモーリスギター、とそれぞれの特徴を念頭において弾き比べてみましょう。最終的には、憧れのアーティストが使っているから、色が好み、など直感に従うのも良いでしょう。

モーリスギターの初心者が始める前に必要な基礎知識

モーリスギターを購入する前に、まず予算を決めておきましょう。どれにしようか…と悩むのを避けることができます。初心者の味方である2〜3万円台、5〜7万円、10万円以上と大きく分けて3タイプに分かれています。余裕があれば5〜7万円台のものを試しても良いでしょう。10万円以上のものを最初から購入しても構いません。しかし、続くかどうかわからない…と不安であれば下の価格帯ものを購入するのも良いでしょう。一番オーソドックスなドレッドノートタイプのMシリーズ、女性やお子さん・手の小さい方向けに一回り小さいタイプのFシリーズ、そして近年リリースされフィンガーピッカーに向けてリリースされたSシリーズ、基本的にその3つが多くそれぞれからさまざまな価格帯のギターがリリースされています。

モーリスギターを始める際に必要なもの

モーリスギターを始める際に必要なものは、チューナー・ニッパー・ギタースタンド・ピックの4点です。まずチューナーは正しい音程で演奏するために外せません。クリップタイプやフロアタイプ、ラックタイプとさまざまなタイプや価格帯のモデルが販売されていますが、最初はクリップタイプをおすすめします。1,000〜1,500円くらいで購入できるので、ギターと同時に購入しておきましょう。ニッパーは弦を交換する際に必要なアイテムです。100均のものでも良いですがホームセンターのものを購入すると頑丈で刃こぼれもしません。ギタースタンドは800〜1,000円と安価なため購入しておきましょう。誤ってギターを転倒させないためにも必要です。ピックは100円ほどです。フィンガーしか使わない方でも、持っておいて損はありません。

モーリスギターの初心者が簡単に始める方法・手順

モーリスギターの初心者が簡単に始める方法としては、主な方法として3つあります。1つはギターが弾ける友人・家族に教わることです。メリットはギターを購入するところから、ギターの弾き方やメンテナンスまで気軽に聞くことができる点です。2つ目は、レッスン教室に通うことです。習いに行くのに抵抗があるかもしれませんが、レッスンに通うと基本的なことをみっちり仕込まれるため上達は圧倒的に早いです。毎回先生のお手本や周りの生徒さんの刺激が得られ、ぐんぐん上達します。3つ目はオンラインレクチャー動画や教則本を用いる、独学です。メリットは時間に縛られずマイペースに練習できること、こっそり上達することができること、何よりほとんど費用がかからないことが挙げられます。

モーリスギターの初心者が上達するためのコツ

モーリスギターの初心者が上達するためのコツとして、ひたすら好きな曲を練習することにあります。教則本や動画、ギターサイトを見ていると勉強にはなりますが、「あれもできなきゃ、これもできなきゃ」とがんじがらめになってしまい、特に初心者はどこから手をつけて良いのかわからなくなります。そういうときは基本に立ち返ってください。何をどういう風に弾きたくて始めたのか、それを思い起こすことにより、おのずと解決策は見えてきます。10曲ほどこなした時点でようやく教則本の内容が浸透するようになり、理解も早くなるためまずはひたすら得た情報をもとに弾き込んでいくことが大切です。数ある上達方法も、結局は「曲が弾ける」が最終目標であるからです。

モーリスギターに初めて挑戦する人へのアドバイス

モーリスギターに初めて挑戦する方へ、どういったギタリストになりたいのか明確にしておくことをおすすめします。フィンガーでアルペジオを弾きながらしっとり弾き語りたいのか、ストロークをかき鳴らしながら弾き語りたいのか、バンドアンサンブルの中で演奏したいのか、フィンガーピッキングを用いてギターインストを奏でたいのか、などなどこれら目標によって学ぶことが全く変わってきます。独学にしても、誰かに習うにしても、目標である「根っこの部分」をはっきりさせておくことで、上達のための練習方法やこなしていく曲、適したギターなどさまざまなポイントも明確になり、今後の進路や方針が定まって上達が早くなるので、おすすめします。

モーリスギターの初心者のまとめ

モーリスギターを始める際、まずどんなギタリストになりたいかをはっきりさせた上で、予算と照らし合わせながら自分に合ったギターを購入するようにしましょう。できれば同時にチューナー・ピック・ギタースタンドを購入しましょう。値引きしてもらえる可能性が高いです。いざ始める際に、レッスン教室に通う・知人に習う、のどちらかも併用することによって、より早い上達が望めます。でも、何より上達が早いのは、好きな曲をひたすら練習することにあります。難しいことや、できなければならないことばかりに目を向けるのではなく、楽しく練習する・楽しく弾くを前提におくことでより早い上達が望めます。目標に向かって、さまざまな練習方法を試していきましょう。

モーリスギターの歴史

1961年の1月に営業を開始したモーリスギターは、6年後の1967年に長野県松本市芳野町にて「芳野楽器」としてアコースティックギターの製造を開始したことでその歴史が始まりました。1972年に現在の社名であるモーリス楽器製造株式会社に変更し、「MORRIS」ブランドのアコースティックギターの量産も始まりました。また、この頃かまやつひろしを起用したCMによって大ヒットし、フォークソングブームのギター界を支えました。近年ではフィンガーピッカー向けのSシリーズをリリースするなど、さまざまな種類のシリーズのギターを開発・販売し、「大量生産から半手工品へ」というキャッチフレーズを掲げ、良質なギターを作り続けています。

初心者におすすめのモーリスギター

初心者におすすめのモーリスギターは基本的でオーソドックスなMシリーズのアコースティックギターです。定番のドレッドノートタイプで弾きやすく、何しろ業界でも定番なサイズ・仕様なため、初めて弾く方には特に基準を知るという意味でも必要な選択であり、おすすめです。また、女性や手の小さな方にはFシリーズが良いでしょう。少し小振りで一回り小さなこのシリーズはおすすめです。基本的にはこのどちらかのタイプから選ぶと良いでしょう。あとは値段・予算の設定が必要です。2〜3万円の入門用から、最初からしっかりやりたい5〜7万円、10万円クラスまで、幅広く用意されているため、好みと予算と相談しながらじっくりと選びましょう。