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ロードレースの初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

ロードレースとは

ロードレースとは、ロードバイクで舗装路を走りタイムや順位を競う競技です。個人種目や団体種目、また一日で完結するワンデイレースや数日から数週間掛けて順位を競うステージレースなど、多くの種類があるのが特徴です。さらに、一つのレースのなかに集団でスタートし順位を競うマスドレース、個人でスタートしゴールまでのタイムを競う個人タイムトライアル、集団でスタートしゴールまでのタイムを競うチームタイムトライアルなど、多くの競技方式があるのがロードレースの見どころと言えます。複雑なルールに思えるかもしれませんが、少しずつ理解していけばそれほど難しいものではありません。知れば知るほど観戦する、そして参加する魅力が増すのがロードレースです。

ロードレースを始める初心者の基本

ロードレースを始めるには、まず開催されるレースの種類を知る必要があります。レースによっては出場するための資格が必要な場合もあり、全てのレースに出場できるわけではありません。この資格は主に他のロードレース大会における完走実績、完走タイム実績が問われるので、初心者の場合はそういった資格が必要ない初心者向けのレースを選びましょう。初心者向けのレースでは実力が近い出場選手が揃うためおすすめです。また、普段ロードバイクに乗っていて感じる得意な走り方を活かせる大会を選ぶことも重要です。平坦路を速く走ることが得意な方が、いきなりヒルクライムレースに出場することはおすすめできません。そういったことを考慮して出場する大会を選びましょう。

ロードレースの初心者が始める前に必要な基礎知識

ロードレースを始めるには、ロードバイクに乗り慣れていることが必要です。ロードレースではサイクリングロードを走る基本的な乗り方とは異なる技術が必要になり、その技術はロードバイクに乗り始めたばかりの人は身についていません。ロードレースでは、「他車と一緒に走る」ということを常に意識しておく必要があります。さらに、レース中に不慮の事故が起きる場合もあります。もちろん主催者側の医療チームが対応してくれますが、応急処置ができる程度の基本的な知識は持っているべきです。また、接触や落車などによりロードバイクに不備が生じた場合に再び走り出せるメンテナンスの知識も必要になります。普段の練習のうちから対応できるよう準備しておきましょう。

ロードレースを始める際に必要なもの

ロードレースに出場するためには、ロードバイク本体のほかに、ヘルメット、アイウェア、ボトル、レーパンといった装備が必要になります。こういった装備は法的に定められてるわけではありませんが、レースの出場規定で必須とされている場合がほとんどです。特にヘルメットは安全を確保するために必ずといっていいほど競技団体の認定を受けたものが必要とされるため、用意しておきましょう。逆に、法律で定められているベルと前照灯は、公道を走るわけではないので必要ない場合もあります。また、レースでは集団で走行したり、他車を追い抜くといった動作をすることが多いです。普段からチームで練習するなど、レースのための集団走行の基本を学んでおきましょう。

ロードレースの初心者が簡単に始める方法・手順

ロードバイクそのものや装備が揃ったら、まずはエントリーです。ロードレースの大会はエントリーすることによって出場が認められます。開催日の数ヶ月前から募集が開始されることが多いので、時期が近づいてきたら開催情報が多く載っている自転車雑誌や主催者のWebサイトを確認するようにしましょう。また、応募したからといって必ず出場できるわけではありません。応募人数が多いと抽選となり、抽選漏れすると出場できません。そういった事態に備え、複数の大会に応募しておくのがおすすめです。応募したら、大会当日までのスケジュールを決めます。練習内容を決め、スケジュール通りに実行することで自信がつき、大会本番でも実力を発揮できるのです。

ロードレースの初心者が上達するためのコツ

初心者のうちはとにかく集団走行の練習をしましょう。ロードレースでは、他車の後ろについて走ったり、追い抜いたり、他人とトレインと呼ばれる状態で走り、先頭を頻繁に交代するといった集団での走り方が必要になります。この集団での走り方をおろそかにすると、事故に巻き込まれたり、自分が事故を引き起こしてしまうこともあり得ます。そうならないために、練習が必要なのです。集団走行に対する知識を深め、ロードレースに出場するという意識を持ちながら練習することで上達が早まります。初心者ならば、初心者同士で集まるだけではなくロードレースに出場経験のある方と一緒に練習することもおすすめです。レースに関する経験者ならではのアドバイスをしてもらえます。

ロードレースに初めて挑戦する人へのアドバイス

初めてロードレースに出場するときは緊張するものです。出場が決まったら、大会当日までの過ごし方を考えましょう。目標を立て、ひとつひとつ実行していけば大会当日も自信を持ってロードバイクに乗れます。また、集団走行の練習をしたいなら、ロードバイクショップが立ち上げているチームに参加するのがおすすめです。様々な経歴を持つメンバー構成のチームが多く、初心者でも気後れせずに参加できます。ロードレースの基本からしっかりと指導してもらえるうえに、大会当日も一緒に行動することができるので不安が和らぐことは間違いありません。ロードレースは、経験がものをいう部分も少なくありません。初めてのレースで全てを得ようとするのではなく、少しずつ経験を得ていくことを心がけましょう。

ロードレースの初心者のまとめ

ロードレースは、普段走っている公道やサイクリングロードでの走行とは異なるということを意識しておきましょう。集団で走る場合、予期せぬ事態が発生することもあります。どんなときでも平常心を失わず、冷静に対応しなければなりません。そのためには、集団走行の練習を積んでおくことが重要です。「レースに出場する」ということを頭に入れて練習を重ねましょう。また、万が一事故に巻き込まれた場合にも、自分の身を守るためにヘルメットやアイウェア、グローブといった装備を身につけておくことが重要です。ロードレースに出場することで得られる達成感や満足感は計り知れないものがあります。万全な態勢で挑戦し、ロードレースを楽しみましょう。

ロードレースの歴史

自転車ロードレースの歴史は長く、1890年代には現在とほぼ変わらない形式のロードレースが開催されています。現在まで続くレースのなかには100年以上の歴史を持つものもあり、開催期間中は連日テレビで生中継され、世界中が熱狂しています。特に開催地は非常に盛り上がり、コースの脇に車を止め、出場選手を大歓声で迎えるのが慣例となっています。日本でも近年においてロードレースが周知されはじめ、アマチュアの個人選手が参加できる大会も多く開催されています。年々開催されるレースが増え、実力や年齢を基準にカテゴリーを分けた大会が多いのも特徴です。この制度も相まって、多くの人が参加できるのが自転車ロードレースなのです。

初心者におすすめのロードレース

ロードレースには、基本的なマスドレースのほかにもタイムトライアルやヒルクライムといった多くの形式があります。初心者の場合、ヒルクライムレースに出場するのがおすすめです。ヒルクライムレースは斜度10%を超える山を登るレースです。必然的に速度が遅くなるため落車の危険性が減り、さらに集団で走行することも少なくなるため自分のペースで走りやすいことも初心者向けの理由です。ヒルクライムはゴールしたときの達成感が非常に大きいので、ロードレースの経験が少ない初心者には是非走ってもらいたいレースです。優勝を狙う人、自己ベスト更新を狙う人、上り坂を走りきることを目標にする人など、 それぞれにざまざまな目標を持って挑めるレースがヒルクライムです。また落車したとしても大きな事故にはつながりにくいのです。