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マウンテンバイクの初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

マウンテンバイクとは

マウンテンバイクとは自転車の種類で、主に山道を走るためのものです。山道はアップダウンが激しく、また、舗装されていないので、それに適応するような設計になっています。たとえばタイヤですが、一般的な自転車のタイヤと比べると幅が太く、また凹凸が多いです。これ湿った山道を走る際に滑らないためです。また、サスペンションが搭載されているので、舗装されていない道路を走る時に振動が直接車体に伝わないようになっています。そのため、振動のためにバランスを崩して倒れてしまうといった事故を防ぎやすいようになっています。タイヤの大きさは、以前は26インチのものがほとんどでしたが、最近は走行性の高い29インチのものも増えてきています。

マウンテンバイクを始める初心者の基本

マウンテンバイクのようなスポーツタイプの自転車に乗ったことがないという初心者が、購入前に抑えておくべき基本が一つあります。それは、マウンテンバイクには形はよく似ているけど性能がまったく違うものがあるということです。こうした自転車をルック車と呼びます。きちんとしたメーカーが発売しているマウンテンバイクと見た目はほとんど同じですが、耐久性が低いために、フレームに、この自転車で山道を走らないようにということが書かれているシールが貼られています。つまり、ルック車はデザインだけマウンテンバイクに似せた普通の自転車ということになります。なので、山道を走るために購入するという場合は、ルック車は避けるようにしましょう。

マウンテンバイクの初心者が始める前に必要な基礎知識

マウンテンバイクを始める前に知っておいた方がいいことはいくつかあります。まず、購入時ですが、ペダルが別売りになっていることが多いです。これはなぜかというと、乗る人の足の大きさや技量は様々なので、乗る人が自分に合ったペダルを選べるようにするためです。なので、購入する時は、本体だけではなく、ペダルの代金も必ず用意しておきましょう。それと、タイヤの空気入れについてですが、マウンテンバイクは空気の挿入口が基本的に米式バブルと呼ばれるタイプで、このタイプに対応している空気入れを買う必要があります。婦人用自転車向けの空気入れは対応していないことが多いので確認が必要です。出来れば、車体購入時に初心者であることを伝えて、店員に対応している空気入れを選んでもらうといいでしょう。

マウンテンバイクを始める際に必要なもの

ロードバイクに乗る場合は、形から入るのであれば、ウェアやボトルなどいろいろなものを買う必要がありますが、マウンテンバイクの場合は、形から入るとしても、それほど必要なものはありません。空気入れなど、必要最低限のものを買っておけばいいでしょう。ただ、後でマウンテンバイクにいろいろなパーツを取りつけたくなることが少なくないので、取りつけ用の六角レンチを買っておきましょう。マウンテンバイクにパーツを取りつける際は、基本的にすべてレンチでボトルを開け閉めするようになっているからです。また、グリスと呼ばれる油を一つ購入しておくのがおすすめです。塗り薬のようになっていて、ねじなどに塗ってパーツの固着を防ぐといったことに使います。

マウンテンバイクの初心者が簡単に始める方法・手順

では、初心者が明日にでもマウンテンバイクに乗りたいという場合、どうすればいいのかということですが、まず自転車店に行きましょう。すぐに欲しいのであれば、店に並んでいるものを買うことです。欲しいモデルがあるけど、店にはないという場合は注文するしかありませんが、店に届くのに数ヶ月かかることも珍しくありません。そのため、すぐに乗りたいのであれば、並んでいる自転車を買った方がいいのです。車体と同時に買うべき必要最低限のものは、ペダル、空気入れ、ベルの三つです。夜、走るのであればライトも必要です。それと鍵も忘れずに買わないといけません。自転車置き場に置くつもりであればスタンドをつけてもらう必要があります。

マウンテンバイクの初心者が上達するためのコツ

初心者がマウンテンバイクにうまく乗れるようになるためにはどうしたらいいのかというと、最終的に山で走りたい、あるいはトリックと呼ばれる技が出来るようになりたいというのであっても、まずは平地走行に慣れましょう。それが基本だからです。初心者の場合、スポーツタイプの自転車独特の、乗る時に前傾姿勢にならないといけないということに慣れる必要があります。平地を走って脚力とバランス感覚を身につけたら、山道に挑戦してみましょう。用意されているコースを走るという場合、最初から難しいところに挑戦するのではなく、基本的なテクニックで走破できる初心者用のコースがおすすめです。また、山道を走るのであればヘルメットを忘れずにかぶるようにしましょう。

マウンテンバイクに初めて挑戦する人へのアドバイス

初めてマウンテンバイクに挑戦する人へのアドバイスですが、マウンテンバイクはママチャリと呼ばれるタイプの自転車とは大きく違います。車体はずっと軽く、山道だけではなく、平地も速く、そして軽く走ることが出来ます。なので、仮に山道をうまく走ることが出来なくても、通勤、通学用に使うことが可能です。つまり、どういった目的であっても利用できるので、気楽な気持ちで乗るといいでしょう。しっかり作られたマウンテンバイクは長く乗ることが出来るので、必ずいい相棒になります。山道を走る場合は、当然、けがに注意しなくてはなりません。特に、初心者の段階から少しスキルが上がったぐらいのところで慢心して、けがをしてしまうことがあるので注意しましょう。

マウンテンバイクの初心者のまとめ

マウンテンバイクの面白さはいろいろありますが、初心者は、婦人用自転車では味わえない乗り味をまず楽しむといいでしょう。ロードバイクやクロスバイクと違って、あまりスピードが出そうにない車体ですが、脚力さえあれば、平地で時速40キロぐらいは出ます。もし、山道を走る気がなくても、マウンテンバイクは充分、楽しめる自転車なのです。また、マウンテンバイクの魅力は、ロードバイクやクロスバイクの細いタイヤではとても走れないような石がごろごろしている道をどんどん走っていけるところです。どんどん乗り入れていって、繊細なロードバイクと違い、倒れたり、どこかに突っ込んでしまっても、またすぐに走り出せる強さを味わうといいでしょう。

マウンテンバイクの歴史

では、マウンテンバイクはいつからあるのかというと、作られたのはわりと最近ですが、原型は1800年代には存在していました。当時、ビーチクルーザーと呼ばれるタイプの自転車があって、それで山道を走れるように太いタイヤをつけたのが原型です。マウンテンバイクという名前の自転車が登場したのは1970年代です。その後、アルミやカーボンなどフレームの素材が進化していって、丈夫で軽いマウンテンバイクが作られるようになりました。タイヤが大型化してきて平地でも走りやすくなっていて、通勤や通学に使われるケースも増えてきています。また、マウンテンバイクで人工的に作られたコースを走るという競技が一般化してきて、現在はオリンピック競技になっているぐらい普及しています。

初心者におすすめのマウンテンバイク

では、初心者はどのようなマウンテンバイクを選べばいいのかというと、まず、平地のみを走るというのであれば、5万円程度の予算で買えるものを選ぶといいでしょう。このぐらいの価格だとサスペンションはついていませんが、サスペンションは山道を走るためには便利ですが、平地を走る場合は、かえって邪魔になってしまうので、山を走らないのであればついていないものの方がおすすめなのです。また、26インチタイプよりも29インチがおすすめです。タイヤが大きい方が、その分、一漕ぎで遠くまで走れるからです。いずれ山道を走るのであれば、10万円ぐらいのものがおすすめです。サスペンションつきになって、利用されるパーツの質も高くなり、耐久性が高いです。