ネイルとは
ネイルは爪をケアして、きれいに形を整え、カラーポリッシュを塗って色をつけたり、デザインを施して爪のおしゃれを楽しむものになります。昨今では、カラーポリッシュで色をつけるだけではなく、専用のジェルを爪に塗ってUVライトで硬化させることで、カラーが落ちないジェルネイルや、立体的なアートを施す3Dネイル、また、爪を人工的に長くするスカルプチュア、さらには、ネイルチップを爪につけるなどのように、様々な爪のおしゃれがあります。日本でのネイルの歴史はまだ浅く、数十年前までは、ネイルのおしゃれは一部の人たちのものでした。しかし、最近では、ネイルサロンが増加し、それに伴ってネイル人口が増え、ネイルが身近になってきたことで、多くの人が日常的に気軽な感覚でネイルを楽しんでいます。
ネイルを始める初心者の基本
ネイルを始めるには、ただ、おしゃれを楽しむだけではなく、基本的な爪の知識を知ることが必要になります。ネイルのおしゃれを魅力的に演出するには、健康な爪でないと、せっかくカラーやアートを施しても、美しく見えません。また、爪の構造などの基本的な知識を知らずに、爪の健康を無視してカラーやアートを行ってしまうことで、爪に過度の負担がかかってしまい、痛めてしまうことになってしまいますから注意が必要になります。ですから、カラーやアートなどの基礎を学ぶ前に、必ず爪の知識を勉強するようにしましょう。そうすることにより、ケアの仕方も知ることができますから、常に健康で美しい爪を保つことができ、カラーやアートなどのおしゃれを楽しむことができるのです。
ネイルの初心者が始める前に必要な基礎知識
ネイルを始める前には、爪の健康や美しさを保つために、基本的な爪の構造などの知識が必要になりますが、その他には、ケアの仕方も重要な知識になります。例えば、爪の長さや形を整える時には、爪切りは二枚爪の原因になってしまいますから、爪切りではなくやすりを使用することなども、ネイルをする上で基本的な知識です。また、爪のカラーやアートをよりきれいに見せるためには、甘皮の処理をすることが必須になりますから、そのようなケアの仕方は、ネイルを始める前に知っておいた方がよい知識になります。さらに、ネイルケアやネイルのおしゃれを楽しむために必要な道具の名前の知識は、ネイルを始める前にきちんと把握しておいた方がよいでしょう。
ネイルを始める際に必要なもの
初心者がネイルを始める前に必要なものは、ネイルケアをするための道具である、やすり、甘皮を取りやすくするために使用するキューティクルリムーバーやプッシャーという金属でできた棒、甘皮を切るために使用するニッパーというはさみ、また、ネイルカラーを塗るために必要な道具であるポリッシュ(マニキュア)になります。初心者の場合、ネイルアートや3Dアートのような凝ったデザインを施すのはまだ難しいはずですから、基本的な、ポリッシュを塗ることから始めるようにするとよいでしょう。また、その際には、爪からポリッシュがはみ出してしまった時に対処できるように、ネイルリムーバーや、細かい修正に便利なウッドスティックを用意しておくとよいでしょう。
ネイルの初心者が簡単に始める方法・手順
初心者が簡単に始める方法は、まず、やすりを使って爪の長さや形を整えておきます。そして、爪の根元にキューティクルリムーバーを塗り、その爪を、お湯にしばらくつけておきます。こうすることで、甘皮を柔らかくして取り除きやすくするのです。甘皮がふやけてきましたら、プッシャーという金属の棒で優しく甘皮を押し上げます。そして、ニッパーというはさみを使ってきれいに取り除いていくのです。このようにして、甘皮を取り除いてしまえば、爪の面積が広くなり、形がきれいに見えます。その後に、ネイルポリッシュを塗っていきますが、ポリッシュの発色をよくしたり、落ちにくくするために、ポリッシュの前に、ベースコートを塗り、その後にポリッシュ、そして仕上げにトップコートを塗って、ツヤを出したり、強度を強くします。
ネイルの初心者が上達するためのコツ
初心者が上達するためのコツは、とにかく、練習をして数をこなすことです。特に、ネイルポリッシュを爪に塗る作業は、慣れるまで失敗を繰り返してしまうかもしれません。小さな爪をキャンバスにして塗るのですから、ちょっとした油断で、爪からポリッシュがはみ出してしまうことは初心者にはよくあることです。また、ポリッシュをムラなくきれいに塗るにはコツが必要になりますが、ひたすらポリッシュを塗る練習をして、コツをつかんでいくしかないのです。ポリッシュをきれいに塗るためには、ポリッシュの筆を動かす力加減が重要になります。コツをつかんできれいにポリッシュを塗ることができるようになると、仕上がりのきれいさは断然違ってきますから、練習を重ねることをおすすめします。
ネイルに初めて挑戦する人へのアドバイス
初めて挑戦する場合には、失敗を重ねてしまってあきらめてしまいがちですが、練習をすればするほど、自然とコツがつかめるようになりますから、上手くポリッシュが塗れるようになるまでは、あきらめずに練習をするようにしましょう。その際には、他の人の爪を借りて練習をしたり、練習用のハンドを使うこともおすすめです。また、ポリッシュを塗る時には、カラーの種類や、ラメの有無などによって塗り方のコツも異なったりしますから、1つのカラーだけでなく、他のカラーにも対応できるように、様々な種類のポリッシュで練習をするようにしましょう。コツをつかんで慣れてきましたら、ネイルの本や雑誌などを参考にして、アートを施してみたり、様々なデザインに挑戦してみることもおすすめになります。
ネイルの初心者のまとめ
初心者ですと、どのような知識が必要なのか、また、どのような道具を用意して、どういう手順で行っていけばよいのか悩んでしまうのは当然のことです。しかし、基本的な知識を身に付け、練習を重ねることにより、必ず技術は見違えるほどに上達しますから、あきらめずに練習を続けることが重要です。基本的な知識や技術が身についていたら、様々なデザインを施すなど、応用が利きます。雑誌などに掲載されている様々なデザインをたくさん見ることによって、デザインの引き出しも増えますから、常に、多くのデザインを目にするように心がけることも、上達するために必要なことになります。また、普段から自分の爪をきれいにするように心がけることも重要ですが、友人や家族の爪をきれいにしてあげると喜ばれますし、技術の向上にもつながることでしょう。
ネイルの歴史
ネイルの世界的な歴史はとても古く、古代のエジプトまでさかのぼります。この時代のミイラの爪には、ネイルのような装飾が施されていました。これは、ヘンナという植物の花の汁を使用して染めているもので、階級を表す道具として使われていました。また、その他にも、唐の時代の楊貴妃が爪を染めていたりと、古い時代から世界のあらゆるところで爪の装飾が行われてきました。日本では、江戸時代に、爪を染める習慣があり、ホウセンカの花とカタバミの葉を揉み合わせたもので爪を染めていました。現代のようなポリッシュができたのは1923年のことで、その元は、アメリカで発明された自動車の塗装用のラッカーでした。そのポリッシュが日本に入ってきたのは、1970年代のことになります。
初心者におすすめのネイル
初心者におすすめなのは、カラーを1つだけ使用した一色塗りの上に、ラメを塗る方法です。ラメを上から重ねることにより、ネイルポリッシュがムラになってしまった場合でも、ごまかすことができます。また、上手くツヤを出すことができなくても、ラメのおかげで輝きが増しますから、初心者でも、美しく仕上げることが可能になります。また、他の方法として、一色塗りの上に、市販のネイルシールを貼ることもおすすめです。シールでしたら、貼るだけですからとても簡単で失敗をすることはありません。昨今では、様々なデザインのシールが販売されていますから、シールを貼るだけでいろいろなデザインを気軽に楽しむことができます。また、プロのようにきれいな仕上がりに見せることができますから、とてもおすすめになります。