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エステスクールの初心者に必要な基本・基礎知識が学べる初心者向けおすすめ入門講座教室

エステスクールとは

エステスクールとは、エステティシャン、つまり痩身術や脱毛、フェイシャルケアなどの施術のプロを養成する学校で、その開講講座数は全国で数万件を超えるほど、様々なエステスクールが存在しています。エステスクールと一口に言っても、アロマなどを取り入れたリラクゼーション中心のスクールや、美容師免許の資格が取れるスクール、また医療方面に特化したメディカル系のスクールなど、そのエステスクールによって特徴があります。近年はネイル講座、東洋医学をベースにリンパへのアプローチを行う代替医療方面に特化した講座など、時代のニーズによって新しいジャンルの講座が次々と開かれており、スクールで取れる民間資格も種類が豊富になりつつあります。

エステスクールを始める初心者の基本

エステスクールをインターネットなどで検索する場合、初心者でもわかりやすいようにその学校の特色や取得できる資格を紹介しているサイトが多いですが、おすすめはその資格がどの団体や企業が認定している資格なのか、その資格をとると職業上どのような点で有利なのかをしっかり調べて選ぶことです。エステティシャンには、現在美容師のように国家資格というものが存在しません。しかし、近年の美容志向によりエステの需要は高まり、提供するサービスも多様化する中で、専門的な民間資格が多数作られています。エステティシャンにも専門的な裏づけが要求される風潮にあるので、実際に職業についたときに役立ちそうな資格、という目線でスクールを選ぶのがおすすめです。

エステスクールの初心者が始める前に必要な基礎知識

エステティシャンは美容に携わる仕事がしたいと願う若い女性の憧れとなることが多いですが、実際にはノルマがあったり、基本的には接客業なのでストレスが溜まるなどとデメリットも多いのが現状です。反面、お客様がきれいになっていく様子を見ることで得られる達成感や、お客様からの喜びの声は何物にも変えがたく、更に自身も美容に携わることで美容の知識が身につき、美しくいられるというメリットもあります。ただの憧れではなく、自分がエステティシャンになったときどんな仕事をしたいのかという将来のビジョンをはっきりさせる必要があります。初心者のうちはイメージがわかないこともありますが、入校してからでは遅いので、基本的な将来設計は立てておくのがおすすめです。

エステスクールを始める際に必要なもの

エステスクールは当然専門学校なのでお金がかかります。費用は主に、入学金、授業料、教材費の3つに分かれます。エステスクールやコースなどによって異なりますが、基本的には1年間で学ぶエステティシャン養成コースであれば平均100万円~150万円前後と言われています。20万円~40万円程度の数ヶ月の短期プランもありますが、短期集中コースの場合必要な知識や必要な資格を取得しきれないことが往々にしてあります。また値段設定もスクールによって様々で、同じ金額で取れる資格がもっと多いところがある、教材費が無料になるキャンペーンがあるなどの情報を調べる事でいくらでも抑えられるので、綿密な下調べをしておくのがおすすめです。

エステスクールの初心者が簡単に始める方法・手順

エステスクールには美容師養成講座、ネイリスト養成講座と一緒に、エステティシャン養成講座やアロママッサージ講座が併設されているところがありますが、美容師は国家資格のためかかなり重点的に教育され、他の講座がおまけになってしまうことがあります。初心者からするとどの資格も同じもののように見えてしまいますが、エステに精通したいのであれば、必要な資格や知識にしぼって、エステティシャン養成に特化した講座を選ぶのがおすすめです。基本的なハンドテクニックの技術がぐっと上がるのはやはりエステティシャン養成講座で、資格だけでなく、実際に就職して施術する際のスタート地点が違います。ただ、働きながら現場で学ぶという方法もありますので、美容師資格を保険として取っておくのも一つの手です。

エステスクールの初心者が上達するためのコツ

エステはお客様の体に直接触れる仕事ですが、初心者は力の入れ方や触れたときの丸みの作り方がわからないことが多くあります。エステスクールでも基本的な施術については学べますが、一番必要なのは数をこなすことなので、家族や友人に協力してもらい、感想を聞きながら施術の練習を繰り返すのがいい練習になります。余裕があれば自分自身がマッサージ店や体験エステに足を運んで、自分が施術されたときの感覚も充分にしっておくのがいいかもしれません。エステスクールで習った効果のある方法をただ実践するだけでは、お客様一人一人に合ったサービスを行うことは難しいので、まずは自分の体も含め、人の体と会話するつもりで施術を行うのが上達のコツです。

エステスクールに初めて挑戦する人へのアドバイス

エステスクールにはトータルエステを売りにした多様な講座があるところはあまりありません。正確には、あってもなかなか全ての講座を網羅できず、どっちつかずな状態になってしまう人が少なくありません。美容師資格は持っているがエステは働きながら勉強している、という人はエステの技術が頼りなかったり、エステの資格はあって美容師資格は勉強中、という人はヘアメイク技術が頼りなかったり、なかなか何でもできるトータルコーディネーターとしての道は厳しいと言えます。初心者であればなおさらやりたいことは一本に絞り、その道のスペシャリストを目指すのが良いと言えます。また、資格にとらわれず、大事なことは働きながら学ぶ、という姿勢も忘れずにいれば、ぐんぐん腕も評判も上がって行くはずです。

エステスクールの初心者のまとめ

痩身、脱毛、代替医療、ネイルなど、多様化するサービスにあわせた様々な講座や資格が存在しますが、大切なのはどれか一つを極めるつもりで挑むことです。そのため講座選びには慎重になる必要があります。当然ですが、卒業したところがスタート地点であり、得た知識や資格はこれから自分がお客様に提供するサービスの後々の裏づけになっていくという意識が必要です。お客様は人によって、コリがすごく溜まっている、スタイルに自信が持てない、敏感肌で肌荒れに悩んでいる、など様々な悩みを抱えて来店します。得た知識や資格のみではカバーしきれない現場での経験があって、初めて勉強したことが活かされることを念頭に置いていれば、様々な状況に対応が可能になります。

エステスクールの歴史

エステサロンは世界で初めてポーランドで創業されました。日本でのエステの発祥は案外古く、明治初期と言われています。フランスでエステの基礎を学んだ人物がトリートメントやマッサージの技術を取り入れて、明治28年に日本初のエステサロンがオープンしたと言われます。1970年代に入り、日本人の生活に余裕が始めた時期に、テレビなどで紹介され始めたことがきっかけでブームがスタートし、1980年代には全国にたくさんのサロンがオープンしました。その直後美容に関する検定や資格などが民間企業で作られ始めましたが、近年やテレビCMなどでメディアが取り上げる機会も多く、若い女性のみならず男性からも注目を集める習い事の一つとして人気を博しています。

初心者におすすめのエステスクール

資格や講座などでやりたいことを絞ったら、あとはエステスクールの雰囲気やコンセプトに重点を置いて調べてみるのがおすすめです。アットホームで質問のしやすい、少人数制でじっくり学べるスクールがいいのか、あるいは大人数で、個人の根性ややる気によってぐんぐん力をつけられる大手の有名校がいいのかは、個人のスタイルによって合う合わないが違ってきます。スクールによっては体験コースを実施していたり、仕事をしながら学べる短時間のコースもあります。いずれにしても明確なビジョンを持って集中して取り組まなければ何事も身につかないので、しっかり下調べをし、集中してじっくり学べる環境を探して焦らず勉強していくのが近道と言えます。